~「Rose」シリーズ 第①弾~
何故か、「ローズ(Rose)」と名前の付くお店が多いパリ。
8区の住宅街にある、「La Petite Rose (ラ・プティット・ローズ)」は、
日本人パティシエールの作る、上質で繊細なスイーツを頂けるお店。
メトロ2号線、3号線の「Villiers(ヴィリエ)」駅を降りて、路上に上がると
道路沿いに、すぐに見えてきます。
職人さんも、店員さんも、すべて、日本人なので、
何より、言葉の心配はご無用。
また、対応してくれる、スタッフの女性の方たちも、とても親切。
とにかく、ケーキの種類が多くて、嬉しいやら、驚くやら。





ちょうど、お邪魔したときは、ランチタイム。
ランチタイム時は、スイーツだけでなく、
”キッシュとサラダのランチセット”を頂ける、ということで
所狭しと、地元のマダム達で、大賑わい。
テーブルについているマダムは、
食事をしながら、ゆっくりと歓談してしまうので
(世界中、どこでも、女性は、同じなのか?)
あとから、あとから、どんどん、来店するマダム達を
スタッフは、何度もお断りせざるを得ない・・・というくらいの、盛況ぶり。
スイーツのお店ながら、
また、日本人のお店ながら、
ここのランチは、地元のフランスマダム達に
とても愛されていることを、改めて、確信。
キッシュも、サラダも、もちろん、すべて、自家製。
日替わりで用意されていて、
ランチセットは、
キッシュは、2~3種類の中から、好きなモノを1つ、
サラダは、4種類の中から、好きなモノを2種、
選びます。
*サラダ・キッシュ・スープ 14ユーロ
*サラダ・キッシュのみ 13ユーロ
(もちろん、バゲットは、どちらのセットにも、もれなく、ついてきます。)
下記は、
玉子のサラダ、緑の野菜とナッツのサラダ、
サーモンとブロッコリーのキッシュ、ブロッコリーのスープ。






ボリュームも味付けも、確かに、フランス人好みではあるけれど、
そう…、どこか、日本人も、
ホッと安心する、キッシュやサラダ。
全体のバランスも良くて、美味しい。完食。
ドリンクは、別料金です。
コーヒー 2.4ユーロ
キッシュだけなら、3.5~4ユーロ
サロン・ド・テなので、
パリでは、珍しく、紅茶も充実していて、
なんと、18種類も用意されています。 4.4ユーロ。
「こんなにあると、どれがいいか、悩んじゃいます」
なんて、スタッフの方に言ってみると、
「今日は、どんな気分ですか?
どんな香りがご希望ですか?」
などと、言って、
奥から、持ってきてくれたのは、
いくつか、オススメの紅茶の缶。
ランチタイムの、忙しい時間なのに。




チョコレートやマカロンの贈り物が大好きな、フランス。
でも、確かに、
こんなに可愛い贈り物セットが、並べられていると
意味も無く、誰かに贈りたくなる・・・
そんな気持ちにさせてくれる。



たとえば、女性ひとり旅。
いきなり、カフェでランチをするのに、
知らない場所に飛び込むには、時には、勇気がいることも。
でも、ここなら、女性ひとりでも、安心して、食事もデザートもいただけます。
店名通り、
ピンクやバラ(Rose)の空間で・・・。
夏は、テラスも気持ち良さそう。

◆ La Petite Rose (ラ・プティット・ローズ)
11, Boulevard de Courcelles 75008 Paris
01 45 22 07 27
10:00-19:30 水曜日定休
Metro : Villiers (2、3番線)