「アナタって、ホントに、お天気屋さんね～」と、
空に向かってなのか、はたまた、誰かに向かってなのか、
思わず言いたくなってしまった、この日の午後。
着いたばかりの、カシの街は、大雨の中で
その情緒ある風景を、さらに深めてくれたけれど。
数時間後。あっと言う間に、空は、晴れ上がり
そこで、魅せてくれたのは、
また、カシの街の、違う表情・・・
いえ、本来の、青い空の下、賑わった街の表情。
ランチタイムは、ある意味、自分との闘い。
やっぱり、美味しいものを食べたい。
ハズしたくない。
港沿いには、たくさんの飲食店が並び、正直、どこがいいのか、悩んでしまう。
まったく情報が無い中で、選ばなければいけない時は、
そう。いつものごとく、鼻を利かせる。
とにかく、”活気のあるお店”、”賑わっているお店”を選ぶこと。
手書きの、本日のおすすめメニューなどが、わざわざ書いてある、とかも
基準の対象かも。
「Chez CESAR （シェ シザール）」。
カシに来て、絶対食べてほしいのは、
新鮮なムールと、
そして、カシの白ワイン。
ムール貝は、やっぱり美味しい。
（ずっと決めていた。
カシに行ったら、ムール貝を食べるって。）
本日の日替わりソースは、白ワインのオニオンクリーム。
もちろん、黒板に手書き。
ソースは、日本のクリームのイメージとは、まったく違って、
本当に、さっぱり。いくらでも、食べられてしまうほど。
そうそう。
ムールを注文すると、必ず、フリット（フライドポテト）は、ついてきます。
1人前 １２．８ユーロ。
サーモンのエスカロップ。１５．５ユーロ。
どんどん、人が入ってきて、あっと言う間に、満席の 「Chez CESAR」。
ファミリーも、カップルも、たくさんの人で賑わう雰囲気の中で、
「大正解」の笑み。
同行者に、ロゼワインを勝手に注文されてしまったので、
カシの白ワインは、お土産として、買うことに。
お土産を買うのなら、
たとえば、
街角にあるスーパーなどでも、カシの白ワインは沢山、置いてあります。
とにかく、さっぱりと飲みやすく、ワインが苦手の方でも、
きっと、飲めるのでは？？思うほど、フルーティで、爽やかな白ワイン。
フランスは、１０ユーロ以下でも、美味しいワインがたくさんあり、
１０ユーロ出せば、絶品のカシの白ワインに出逢えます。
だけど、
どうして、日本では、見かけないのでしょう？
日本では、ワインと言えば、
どれもこれも、ボルドーやブルゴーニュばかり。
カシの、美しい街が、
港の風情が、
華やかに、装って。
可愛くて、思わず、足が止まってしまった、雑貨屋さん。
港から、少し、街の中へと。
こちらも、南仏の雑貨屋さん。
ベタなお土産というより、どちらかと言うと、
オシャレで、洗練された雑貨が多く、
ここにしか無いものが欲しい～という人には、最適。
「ソレイヤード」もありました。
真ん中の広場です。
実は、さっきまで、大雨の中、朝市をやっていました。
なんと、片づけが終わって、人が居なくなってから、
雲一つない空と、なりました。
◆カシ （Cassis）
イエールから、SNCF のTER （日本でいうＪＲ）で、５７分。
カシ駅からは、港まで、徒歩では、約３０分ほどかかるため、
バスか、タクシー利用がおすすめ。
＜時刻表＞
★イエール発 カシ着
６：１４ → ７：１２
７：００ → ７：５７
８：０３ → ９：００
１０：２６ → １１：２７
１３：０６ → １４：０４
１８：３８ → １８：５８ （トウーロン乗り換え） １９：２３ → １９：５８
１９：４１ → ２０：０２ （トウーロン乗り換え） ２０：２３ → ２０：５７
★カシ発 イエール着
（ダイレクト列車は、
夕方に、2本だけ。）
１７：３０ → １８：２８
１８：３０ → １９：２９
そのほかの時間帯は、
トウーロンまで、３０分か1時間に、１本ほどのペースで出ている。
トウーロンまで、戻れば、イエール行きに乗り換えるか、
また、トウーロン駅前から、イエール行きのバスが出ている。
詳しい時刻などを知りたい方は、オトラグまで、お問い合わせください。
otoluxu@osk3.3web.ne.jp