Myカテゴリ
「オトラグ」とは? (2)
ひとり散歩 (5)
ショッピング (7)
ショートトリップ (4)
デリシャス! (12)
トラベル (3)
プレゼント応募 (1)
ミュージック (2)
ライフ (8)
女性ひとりでも楽しめるフレンチ・ヴァカンス (24)
展覧会・コンサート (1)
美術館 (9)

2012.04.17

 女性ひとりでも楽しめるフレンチ・ヴァカンス

TGVで行く 女性ひとりでも楽しめるフレンチ・ヴァカンス ~Aix en Provence (エクス・アン・プロヴォンス)  朝市とグラネ美術館側




ふと、歩いて、見上げると、こんな風景がある。


私たちにとって、当たり前でない朝が

こんな小さな場所にさえ、ある。


ここで見る、朝の”普通”の景色は、
日本で、目にする、通勤時の車窓から見る景色とは、違うのに、


人は、自分の行動範囲や視点が、基準だと
つい、思ってしまいそうになる。

いつだって、その「普通」と言っている視点が、
別の誰かの「普通」ではないのに。



いつだって、基準は、自分でもなく、

また、自分以外の誰かでも無い。









みんな同じでなきゃ、分かり合えない・・・仲良くなれない・・・と
つい、思いがちな、私たちの思考に

ほんの少し、
人の”普通”は、「それぞれ違うから面白い」、ということに、 

それぞれが、

”気づいて”いれば、

きっと、お互いを、突き放し合うのではなく、
もっと深くて強い「調和」にたどり着くかもしれない。




みんな同じでありたいと、「自分の普通」を、押しつけ合うから、
どこか苦しい、まやかしの「調和」。
一見、手を繋ぎ合っているように思えても。


みんな同じでなくていいから、と、他の、何か違う「普通」を、尊重したり、興味持ったり、

理解してみたいなと思う心は、

きっと、人生や、(旅も、)豊かで、面白くさせるはず。
たとえ、理解など出来なくても。


手を繋ごうと必死になるより、
個々が、成立していれば、
本来の、もっと美しい調和や繋がりを、より導いてくれるはず。





さて。

今日は、朝市に行ってみよう。








南仏の・・・・ヒマワリ。





プロヴァンスらしい、ラベンダーのお店や、






エクスならでは、の、有名なお菓子 「カリソン」。

 (※ カリソン ・・・ アーモンドのお菓子を、上に白く砂糖でコーティングしてあるそう。)
           



新鮮なフルーツたちに囲まれた後は、






朝のカフェを探す。





朝市のそばで、
ものすごくリーズナブルで、オトクな朝食を、ご紹介。



「Brasserie LA PLACE」 (ブラッセリ― ラ・プラス)


昼と夜は、ブラッセリーとして、賑わっているが
カフェとして、朝食も頂ける。



外には、ソファ席があって、

広い空間の中で、ゆったりできるのに、





小さなペストリーとクロワッサン、
それに、オレンジジュースと、温かい飲み物のモーニング・セットで、

なんと、3.5ユーロ。


”軽い朝食がイイ。でも、ゆったりした空間は、ハズせない・・・”


そんな気分に、ちょうどいい。




朝食を終えた後は、
旧市街を抜け、マザラン地区へ。


旧市街の趣きとは、うんと変わって、

こちらは、高級住宅地の装い。


お店などは、うんと少なくなり、風に煽られた木々の音だけの、静けさ。








やはり、噴水が欠かせない、この街。


ちなみに、この噴水の名前は、「4 Dauphins」(4頭のイルカ)だそう。






この前に見える道を、まっすぐ歩くと、






目の前に見えるのは、サン・ジャン・ド・マルト教会。

その、すぐ右手に、「グラネ美術館」。




今、流行の、シャーベットカラーのTシャツを着た、とてもステキな親子を発見。
後ろに、ついていこう。




足音しか聞こえないくらい。




それは、この日なのか、この場所なのか、

空気が澄んでいると、肌で感じる。








グラネ美術館は、残念ながら、撮影禁止。



グラネ美術館は、19世紀半ばに古い修道院を改装してつくられた美術館だそう。
なるほど、華やかさ・・・というより、厳かな雰囲気が感じられる。



19世紀の風景画家、グラネは、エクスをこよなく愛した画家のひとり。

そんなグラネの作品は、もちろんのこと、
同様に、エクスをこよなく愛した、セザンヌの作品も、数点、所蔵されている。

また、レンブラントのほか、18世紀のフランス肖像画や17世紀のイタリア絵画など、
その他には、近年のピカソやマティスの作品も。




大人 6ユーロ。


入口は、いたって、シンプル。むしろ、簡素。
ドアに、1枚、こんなふうに張ってあるだけ。




そろそろ、エクス駅行きのバスの時間が、気になる頃、



ミラボー通りに戻る途中、

ふと、通りすがりに、見つけたのは、
一軒の素敵なレストラン。



こんな所に・・・。もっと、早く教えてよ、と
なんとなく、言いたくなる。



「Le PASSAGE」 (ル・パッサージュ)

ランチの時間帯、結構、混んでいたし、お客さんの層も悪くない。
しかも、周辺は、静かで、
内装が、お店の雰囲気が、とても素敵。



後で、この店について、調べてみたところ、
元々は、カリソン工場で、(カリソン=エクスの伝統菓子)
そこを改装し、現在は、美味しいプロヴァンス料理が頂けるレストランに。

ランチが、良い・・・らしい。
(予約が取れないこともある、とか。)



賑やかな場所に囚われていたココロが嘆く。

静かな住宅街って、やはり、穴場が潜んでいる。










◆Brasserie LA PLACE  (ブラッスリー ラ・プラス)

70 Place Richelme 13100 Aix En Provence

朝食セット 3.5ユーロ



◆グラネ美術館 (Musee Granet )

Place Saint Jean de Malte
13100 Aix en Provence

+33 (0) 4 42 52 88 32

http://www.museegranet-aixenprovence.fr/www/tarifs.php

大人 6ユーロ


◆Le Passage (ル・パッサージュ)

10,rue villars 13100 Aix en Provence

+33 (0) 4 42 37 09 00

http://www.le-passage.fr/reserva.php

ランチに良さそうな、プロヴァンス料理のレストラン。