2009.09.12

 明洞・南大門市場

郷味(ヒャンミ)@明洞

アンニョンハセヨ!

韓国ドラマを見ていると、主人公たちが「ジャージャー麺、食べに行こう!」と言って、中華料理屋に入っていくシーンが非常に多く、また逆に、電話一本でジャージャー麺を宅配してもらうシーンも良く見れる。そんな韓国人にとって気軽に食べたい庶民料理の一つがジャージャー麺だ。

明洞(ミョンドン)エリアの西、ソウル中央郵便局のすぐ隣にある「郷味(ヒャンミ)」。ジャージャー麺は韓国系レストランで食べられる料理ではなく、ジャンル的には中華料理に振り分けられるので、中華料理屋に入らなければ食べられない。中華料理屋はほぼ、赤色の看板だったり、ハングルではなくて漢字が使われているので、ハングルに馴染みのの方でも、ピンと来やすいお店となるだろう。

店内はそれほど広くはないが、店内には漢字や、中国の品物、飾りがたくさん置いてあり、中国の雰囲気を感じられるようなつくりになっている。ちなみにソウル中央郵便局のすぐ隣には、華僑小学校があり、この近くには中華料理屋が軒を連ねており、中華料理屋の激戦区とも言える一帯だ。

ジャージャー麺の事を韓国語では「ッチャジャンミョン」と発音する。「1つ下さい」は「ハナ(=1つ)・ジュセヨ(下さい)」をくっつければ、「ッチャジャンミョン・ハナ・ジュセヨ」でOK。2つ下さいの場合は「トゥル・ジュショ」だ。そうすると待つ事数分で、麺の上に真っ黒いソース、玉ねぎが乗っかったジャージャー麺が運ばれてくるのだ。キムチとたくわんが付いて来るのは何とも韓国らしい。(キムチ・たくわんはお代わり自由)

韓国ドラマを良く見ている方にはもはや説明不要だが、運ばれてきたモノをそのまま食べてはいけない。最初に良くかき混ぜて、麺まで全部を真っ黒にしてみよう。そうして麺が冷めないうちに、ホクホクと温かいうちに美味しく頂こう。甘くて、ややしょっぱくて、麺にコシがあって、食べ応えがある料理となるだろう。日本の女性客には意外と量が多いらしく残してしまう人も中にはいるが、男性には充分お腹が膨れ、かつ低価格(訪問時は3,500ウォン)で大満足だ。

韓国旅行中にドラマの影響で「ジャージャー麺を一度、食べてみたい」という観光客の方もいることだろう。そんな方には、この「郷味(ヒャンミ)」はオススメの店舗の1つだ。


【店舗情報】
店名 : 郷味(ヒャンミ)
交通 : 地下鉄4号線「明洞」駅6番出口、徒歩約5分
目印 : ソウル中央郵便局の入口近く。
住所 : ソウル市 中区(チュング) 明洞2街(ミョンドン・イーガ)107
電話 : 02-773-8835