2009.09.24

 明洞・南大門市場

味加本(ミカボン)@明洞

アンニョンハセヨ!

ホテルで起きた朝、ソウルで何を食べようか?一度ならずとも悩んだ事があるだろう。実は朝食時に行列が出来る食堂が明洞にある。何の食事かといえば、その答えはお粥だ。韓国のお粥は日本人観光客の間で絶大な人気を得ており、朝食または昼食によく選ばれる料理だ。

雑誌『歩くソウル2009』の25ページにも掲載されている、お粥の名店中の名店、『味加本(ミカボン)』だ。名前が何とも可愛らしく呼びやすい。看板にも感じで書いてあるので、すぐに分かる事だろう!週末や連休時の朝は、日本人観光客で、本当に列が出来る。

この日は昼食時間を少しずらして入店したせいか、店内は落ち着いていた。女性オーナーは元バレーボール選手というだけあって、とても背が高いので一目で分かるだろう。店員はキビキビしており、他の日本人観光客を見つけるや否や、流暢な日本語で、日本並みの接客をしているのに驚かされた。なかなかそこまで出来る韓国の食堂はないので、見事なものだ。

2つ並べて上から写真を撮ってみると、何とも全体的に韓国らしさを感じる一枚となった。おぼんの上に乗っているおかずの数々と、器のデザインがそう感じさせるのであろうか・・・。

10種類以上あるお粥は何を注文しても口に合うだろう。そんなに辛くは無く、ほんの少し塩っけがある程度だろう。前日に辛いものを食べてお腹の調子が悪い人、ちょっと風邪気味で体調が悪い時などにはピッタリあう食事であるし、朝やお昼に軽く食べたい方にもオススメだ。

見た目は少なく見えるが、食べてみると結構ボリュームがあるので、朝に軽く・・・というのは少し誤解を与えるかもしれない。女性客には少し量が多いかもしれないが、味は間違いなく一品だ。是非韓国のお粥を味わっていただきたい。辛い料理に疲れたら、ホッとひと息つける味に感動できるだろう。そのように味の幅が広い韓国料理は何とも奥が深い。


【店舗情報】
店名 : 味加本(ミカボン)
交通 : 地下鉄2号線「乙支路入口」駅5番出口、徒歩約4分
目印 : 明洞芸術劇場通りにある。
住所 : ソウル市 中区(チュング) 明洞1街(ミョンドンイルガ) 45-3
電話 : 02-752-0330
書籍 : 歩くソウル2009 P.25に掲載