2009.10.02

 明洞・南大門市場

河東館(ハドングァン)@明洞

アンニョンハセヨ!

ロイヤルホテルの隣のABCマートから、韓国外観銀行へ向かう途中に、70年コムタン一筋の名店、河東館(ハドングァン)がある。コムタンとは、牛肉と牛の内臓を長時間煮込んだスープのことだ。似ている料理にソルロンタンがあるが、コムタンは骨なしのスープで煮込み、ソルロンタンは骨ありのスープで煮込むという違いがある。

店舗の入口には、漢字でも「河東館」と書いてあるので、見つけやすいだろう。昼間は行列が出来、夜は営業をしない。16時30分頃に店を閉めるのだが、それもその日の仕込み分がなくなり次第、店を閉めるのだ。店内はやや薄暗い感じで、若者向けという雰囲気だが、それがかえって70年の伝統を感じさせる。

店に入ると、メニューは壁に貼られているのだが、なんと3つしかないことに驚く。コムタンの普通サイズ(8,000ウォン)と、特大サイズ(10,000ウォン)。それからスユクというゆで肉300グラムが40,000ウォンだ。ちなみに、注文と同時に料金は前払いすることになっているので、注文時に現金を用意しておこう。

注文したのは、コムタンの普通サイズ。長時間煮込んだスープの中には、ご飯と牛肉が入っている。ネギを好みで乗せて(どっさり乗せるのもOKだ)、味わおう。牛肉やご飯に神経が行きがちだが、あくまでも主役はスープだ。この70年伝統のスープを是非味わってもらいたい。

出てきた状態では少し味が薄いかもしれない。そんな時はテーブルの上に置いてある、トウガラシ粉、あるいは塩を好みで足して、味を調節してみよう。写真には載っていないが、レジ横にある生卵は300ウォンで購入できる。その生卵を割って、味をよりマイルドにして食べる方法もある。

「70年伝統 韓牛コムタン」と書いてある。昼食に人気のコムタン。理由はやはり手軽に食べられるからだ。辛くは無いので、辛い料理を食べ過ぎて胃が疲れた時にはランチタイムにコムタンを食べてみるのはどうだろうか。コムタンを食べるなら、ココはオススメだ。


【店舗情報】
店名 : 河東館(ハドングァン)
交通 : 地下鉄2号線「乙支路入口」駅5番出口、徒歩約5分
目印 : ABCマートから北へ。
住所 : ソウル市 中区(チュング) 明洞1街(ミョンドンイルガ) 10-4
電話 : 02-776-5656