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2011.08.01

 旅行記(インド)

インドで呼吸し、考える(4) デリー空港

4.デリーの一夜
デリー空港
デリー空港に到着したのは定刻より30分以上早かった。さあいよいよインドだ、という気負いもなく、前回のムンバイ空港同様に淡々と進む。デリー空港はかなり大きな空港で、キングフィッシャーは相当端に停留するため、かなり長い時間を歩いてようやくイミグレへたどり着く。他の空港なら電車を走らせていることだろう。


イミグレは空いていて、直ぐに係官へ書類を渡す。ところが彼はパスポートと睨めっこで一向に進まない。昔中国や東南アジアでよくあった光景だが、最近は見慣れない。ようやく口を開いた言葉が「このビザで初めてインドに来たんだな」。何でそんなこと聞くの?と思わず言いそうになったが、さらに時間が掛かるのを恐れて、神妙に頷く。それでもまた書類に目を通し始め、進まず。次の質問は「どこに泊まるんだ」。既に書類に書き込まれているのだが、「読めない」と言う。結局暇潰しだったようで、次のお客がやってきたら直ぐに解放された。

イミグレの次に普通はバッゲージクレームがあるはずだが、この空港は何と免税店がいくつもある。その向こうで荷物を受け取り、出口となっている。北京などでも、ひっそりと免税店が置かれていたりはするが、この空港はちょっと異常。ここで買い物をするのはインド人であろうか。であればインドの商業化の象徴か。


イミグレを出るとホテルやレンタカーの運転手がきちんと待っており、混乱はない。予約したドライバーも直ぐに見つかる。出口付近の両替所で両替。日本円4万円を出すと「5万円なら免税だぞ」と言われて、あわてて1万円追加した。何でも免税?前回はA師の手配で両替をせずに100p札を大量にもらって便利だったが、今回は500p札を大量にもらう。今後使えるか心配である。空港内にはCitibankのATMがあり、カードがあれば、現金なしでもルピーを調達できそうだ。次回はチャレンジしよう。


車は4階建ての駐車場ビルにあり、大勢の人々がエレベータに乗る。この光景はムンバイと同じだ。少し前のインド、デリー空港を知る人からすると相当の進歩を遂げているらしい。我々は自分の持つインドのイメージを変える必要があるのではないか。