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2011.08.05

 旅行記(インド)

インドで呼吸し、考える(8) 自然に可愛い子供たち

子供達
午後はコックのおばさんの子供(幼稚園生ぐらいの男の子)と遊ぶ。階段も上ったが特に呼吸が荒くなることもない。尼僧さん達も時々心配して声を掛けてくれる。さっき気になった新入りの子にも時々誰かが声を掛けている。やはり事情がありそうだ。今の日本に必要なのはこのさり気無い声掛けだと気付く。


4時頃お茶の時間となり、再びチャイが配られた。高地でかつ乾燥地帯であるラダックでは水分補給は重要。外では子供の声が増えている。学校からでも戻ったのだろうか?ということは子供と一緒に尼僧院に入った女性もいるということか。30名ほどが滞在していると聞いたが、その実情は全く分からなかった。


後で聞くと親子はあのコックの女性と男の子だけ。しかも子供も全員女の子と聞き驚く。6-8歳で頭を坊主にしていると男女の区別はつき難いが、彼女達には日本の女の子のような女の子っぽい仕草がないことに気付く。それでも実に可愛らしい。日本でいえば、昔の、自分が子供の頃の子供なのだ。今の日本では子供らしさ、可愛らしさも、作り物のように思えてくる。


1日目、何のプランもなく、何の働き掛けもない。頼みのP師はどこかへ出掛けて戻ってきていないが、急ぐことは何もない。既に自分の心が実にゆったりとしていることに自分ながら、驚く。


夕方7時でも外は明るい。そろそろ夕飯だろうかと思っていると尼さんがスープを持ってきてくれた。廊下に椅子を出し、風に吹かれながら飲んだ。豆が少しだけ入っているこの1杯は至極の味。もう夕飯は要らない気分。