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2011.08.22

 旅行記(インド)

インドで呼吸し、考える(22) 6歳のリンポチェ登場

6歳のリンポチェ登場
昨日も入った新しいお堂で、既に祈祷が行われていた。ソーナムは私を例の曼荼羅の所へ連れて行き、説明してくれた。その後私の座る場所を示し、どこかへ行ってしまう。見ると既に数人の観光客が座っていた。祈りを聞いていると言うよりは写真を撮ることに夢中で、中にはシャッターの音を大きく響かせ、僧侶が振り向くなど、顰蹙を買うような行為も見られた。ただ彼らは10分ぐらいで、出て行ってしまう観光客。その後も何人もの観光客が入ってきて、写真を撮っていたが、僧侶からすれば儀式を公開することが望ましいのか、疑問に思えた。




私が入って直ぐに、若い僧侶が床に手を着き、3回お辞儀をした。その後音曲が鳴り響き、読経と合わせて、騒がしくなる。そして何故か僧侶の食事の時間となる。各人配給されたご飯とおかずを手かスプーンで食べている。雑談も始まり、休憩といった雰囲気。観光客は一斉に引き上げる。私はこの機会に再度堂内を一周。因みに私にはバター茶が振舞われた。今回P師が飲んでいたのを一度頂いたが、比べても遥かに濃厚。正直これは飲めなかった。24年前のラサではバター茶が飲めないだけでなく、寺院にバターの臭いが付いていて、閉口した記憶がある。


何となく食事の時間に僧侶が増えたのはご愛嬌か。突然ちょっと緊張した雰囲気となる。見ると小さな男の子が僧侶に囲まれ、堂内に入ってきた。あれがリンポチェである。カメラを構えると、ちょうど私の居た方に歩いてきたが、写真は上手く撮れなかった。


リンポチェは転生によって引き継がれていく。先代、いや彼の前世は、ラダックに教育制度を導入したとして高く評価されている。その生まれ変わりには正直興味が沸く。ただ私の座っている方からは全く見えない高い所に座っており、その素顔は見えない。


すると地元の女性が布施でも申し出たのか、彼の前に行き、シルクの布を渡される。その光景を見た観光客が静かに近づき、写真を撮る。私も静かに行って写真を撮ってみたが、フラッシュなしでは写りが悪い。仕方なく、彼が見える位置に移動してそこに腰を落ち着け、かなり長く見てみた。