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2011.09.21

 旅行記(インド)

インドで呼吸し、考える(44) 携帯とプリペイドタクシー

【デリー編】
15.デリー1日目
携帯とプリペイドタクシー
2度目のデリー空港。何となく慣れた気分で荷物が出て来るのを待つ。怖い物が無くなったような気分。今日のホテルは予約されているし、交通手段はプリペイドタクシーを使えば、安全とのこと。何の問題もない。


ただラダックで果たせなかった携帯のSimカードを購入してみたいと強く思う。空港を出た所に携帯会社のカウンターがあった。試に聞いてみると「買える」との答え。半信半疑ながら手続きを進める。係員はジョークなど交えて非常に愛想がよい。


「写真持ってる?」と聞かれ、困る。持ってないと答えると何と自分の携帯で私の写真を撮り、処理してくれた。実に臨機応変、この機敏さが日本に欲しい。結局20分ほど掛けて書類に5枚ほどサインして、手続き完了。しかし料金は1000rp。カードは10年有効だが、3か月に一度チャージしないと、無効になる。3日の為には高過ぎたかもしれないが、これが危機を救うことに。


携帯ブースの隣にプリペイドタクシーカウンターあり。この場所は分かり難い。何故もっと分かり易くしないのか。何となく既得権益のにおいがする。市内YMCAまで320rp。タクシー番号が指定され、白黒のタクシーを探せと言う。正直初めての人間には不親切か。


ようやくタクシー乗り場を見付けると、係員が愛想よくレシートを受け取り、誘導してくれる。と思うと、彼は実は運転手で、番号の違う自分のタクシーに乗せようとする。流石、インド。その手には乗らずに、番号の所へ。この運転手はなかなか真面目そう。


クラシックカーのようなタクシーに乗る。料金所まで来ると誰かがいきなり乗り込んできた。「いいか」と聞かれたので、素直に首を縦に振る。中国ではこれは危険な行為。助手席に乗り込んだ人間がグルで、法外な料金を取られる可能性もある。しかしこの時はまだラダックの慈悲の心が残っていた。結局運転手とその男は楽しそうにお話、彼は途中で降りて行った。何度も私に感謝していた。不思議なものだ。