エレベーターに閉じ込められて
難なくYMCAに到着。タクシーンの運ちゃんは結局よい人だった。まだ午前中ではあるが、チェックイン可能とのことで待つ。これも普段であればかなりイライラしてしまう所だが、ただジッと待つことはが出来るようになっている。
難なくYMCAに到着。タクシーンの運ちゃんは結局よい人だった。まだ午前中ではあるが、チェックイン可能とのことで待つ。これも普段であればかなりイライラしてしまう所だが、ただジッと待つことはが出来るようになっている。
ようやくチェックインがやって来て、非常に厳格なフロントのおじさんから内容を聞く。ところが、宿泊価格が2倍になっている。その点を指摘するとそのおじさんは、リストを指さし、「お前はこれだろう」と全く違う名前を指す。よく見るとその下が私。単に一段違っていただけ。おじさんはニコリともせず、謝ることもなく、金額を半分にして、再度最初から説明を始めた。これは一つのインドだな、と思いながら、この説明を楽しむ余裕がある。
そして客室へ向かう。エレベーターに乗り込み、3階のボタンを押す。ところがどうしたわけか動かない。少し慌ててドアを開くボタンを押すがやはり反応が無い。流石に慌ててベルを押す。昼間だし、警備員も居たし、誰か気が付くだろうと心に余裕はある。しかしエレベーター内の扇風機も停まってしまい、ちょっと息苦しくなる。
そこへ外から音がした。手でドアを開けている。よかった、とその助けに来てくれたスタッフを見て、ビックリ。どう見ても日本人に見える。まさか日本人エンジニア?彼は英語で大丈夫かといい、エレベーター内を点検、3階のボタンが反応していないだけだと言う。そして私に乗れと言う。嫌だったが、言う通りすると、何の問題もなく動き出す。彼は一体何者?
部屋は広かったが、ドアのカギは壊れそう。値段が半分なのは、実はトイレとシャワーが共同だから。ということはイチイチトイレに行くのに鍵を掛けることに。本当にシャワーを浴びたかったが、約束があり、直ぐにホテルを飛び出す。