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2011.10.04

 旅行記(インド)

インドで呼吸し、考える(54) 隠れ家的日本人経営の宿

7月23日(土)
17.デリー3日目
隠れ家的日本人経営の宿
デリー3日目、今日は観光ではなく、街歩き。先ずはデリーで日本人が経営している宿を訪ねる。今回出発前に何人かに聞いたり、ネットで見たりしたのだが、デリーの日本人経営宿は見付からなかった。ところが昨日日本語のフリーペーパーを発見し、見ていると、広告が出ていたので行って見ることに。




リキシャーで来るように言われたが、例のごとく地下鉄で。昨日も行ったセントラルセクリアットでバイオレットラインに乗り換え、カイラスコロニーで下車。5分ぐらい歩いて行くと高級住宅街に入る。ところが住居表示が非常に分かり難く目的地になかなか着けない。最後はまたまた携帯で電話してようやく到着。


ここサプナ(http://sapna.exblog.jp/10136506/)は「デリーの小さな宿、日本人のためのゲストハウス」と言う謳い文句とはちょっと様子が違う。高級住宅の貸部屋。中に入ると日本人の中年男性が3人、PCを触りながら朝ごはんを食べていた。その光景はゲストハウスではなく、高級下宿。


朝食付きで1泊7,500円からというのは頷ける。朝食は和洋印から選べ、広々としたリビングで取る。インドの住宅は各部屋にバストイレが併設されており、宿泊者はトイレで悩むこともない。非常に清潔感があり、またゆったり感がある。


店主の日本人女性Mさんにお話を伺うと「初めは自分が食べていければよいと開始、近所に有名な女性向けファッション・雑貨市場があるので、女性の一人旅などで泊まって欲しかったが、実際には企業駐在出来た人々の始業時の宿となっている」とのこと。現在N-34に3部屋、N-22に6部屋を有する。Mさんはデリー滞在15年、働かないで暮らすつもりだったが、その後自分にできることとして7年前にこのゲストハウスを開業。インド人パートナーもなく、数人のインド人従業員を使って運営している。


お話の端々に「デリーには建築上の高さ制限あるが、最近は1階に駐車スペースを作れば4階まで可」「グルカオンは別の州で制限がなく、日系企業もかなり引っ越した」「インド人は土地を分割しない。銀行の抵当品でも内部で購入してしまう」など、インド事情が溢れだす。Mさんはお母さんのような存在であろうか。


デリーに行ったら、インド人の高級家庭を体験する意味でも、決まりきったコースを外れてこのような宿に泊まってみるのも面白い。周辺にはブティックやレストランなどもあり、観光では見られないデリーの一面に触れる機会にもなる。