8月16日(火)
2.石河子 (1)石河子は80年代の中国
翌日午前中はウルムチ市内の企業を3社回り、そのままウルムチを後にする。いよいよ新疆北路を行く、旅が始まった。この1週間は、小型バスを借り切り、J氏、S氏、そして運転手さんと共に旅を続けることになる。
2.石河子 (1)石河子は80年代の中国
翌日午前中はウルムチ市内の企業を3社回り、そのままウルムチを後にする。いよいよ新疆北路を行く、旅が始まった。この1週間は、小型バスを借り切り、J氏、S氏、そして運転手さんと共に旅を続けることになる。
道は真っ直ぐ西へ延びている。本日の目的地は150㎞離れた石河子市。何でこの街へ行くのだろうか。私は事前に各訪問地に関して何の予備知識も与えられてはいなかった。それが良いと思って敢えて聞くこともなかった。
片道2車線の高速道路をバスは疾走する。周囲の風景は原野、といった様相で、砂漠でもなく、耕地でもない。シルクロードと言うイメージからも少し離れている。双方向共に車は多くない。
少し緑が出て来た。水田が見える。空も青い。もうすぐ石河子市だと言う。都市の周囲に緑があるのは、オアシス。やはりここにはシルクロードのイメージがある。2時間弱で市内に入る。街は大きくはないがゆったりしている。どこかで見たような・・。
この風景を説明することは難しいのだが、何となくこの街には昔の中国の街のにおいがする。80年代、私が留学していた頃に旅した都市の香りがする。何故かはわからない。そんなことを考えていると、ホテルに到着。
ホテルの周囲も昔の雰囲気だった。冷たいコーラでも買おうと思って歩いたが、冷蔵庫があっても電源が入っていない。店の人もゆったりと構えていた。子供たちが楽しそうに遊んでいる。実に不思議な街だ。