2.西寧
(1)ネットの接続には身分証
西寧の空港に到着したのは、午後10時を過ぎていた。今回は昔北京で働いていた時の部下が西寧のアレンジをしてくれた。彼の部下が西寧に常駐しているのだそうだ。その陳さんが空港に出迎えてくれた。こんな遅い時間に申し訳ない。
(1)ネットの接続には身分証
西寧の空港に到着したのは、午後10時を過ぎていた。今回は昔北京で働いていた時の部下が西寧のアレンジをしてくれた。彼の部下が西寧に常駐しているのだそうだ。その陳さんが空港に出迎えてくれた。こんな遅い時間に申し訳ない。
陳さんの車でホテルへ。陳さんが恐縮して言う。「実は今西寧ではホテルの部屋を押さえるのが大変である。今日も何軒かを回ったが、一つも部屋が取れなかった」と。そんなに大変な状況なのか、西寧は。
西寧の観光シーズは6-9月、それ以外は殆ど人が来ないため、ホテルは多くない。投資ラッシュと聞いていたが、ホテル投資はないようだ。
20分ぐらい走って到着した所は市内中心部。夜も遅く既にひっそりしていた。南川という川の横のこじんまりしたホテルに入る。陳さんが予約した旨告げたが、「来ないと思っていい部屋は全て埋まってしまった」と言われる。それでも何とか2階の一部屋があてがわれ、陳さんは帰って行った。
しかしここでまたネット問題が発生。無線なのになぜか2階は繋がらないらしい。1階のうるさい部屋なら空いているが、どうかと言われ、即座に部屋を変更。何がうるさいのか分からなかったかが、確かに夜中でも車が通り、少し気になる。
そしてネットを繋ごうとすると、「身分証番号がいる」との表示が出る。外国人が止まることなど想定していないホテルなのだ。外国人である私は身分証を持っていない。どうするかと見ていると、フロントのお姐さんは仕方がない、という仕草をして机の中から1枚の身分証を取り出す。そしてこの番号を入力するようにと言われる。ここでもネットの管理が行われていると同時に、身分証の管理の甘さが、私を救った。「上に政策あれば、下に対策あり」と言う懐かしい言葉を思い出す。