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2011.12.27

 旅行記(アジア)

KL散歩(9) KL旅行業事情

(4) KL旅行業事情

途中で車を降り、次の約束へ向かう。マレーシアと言えば、どうしても旅行を思い出す私としては、旅行の状況を聞いておきたかった。これまたご紹介を頂いたYさんを訪ねる。Yさん、旅行業界は長いが、KLは駐在約1年。




日本人のマレーシアへの観光客は横ばいだという。ただエアアジアの進出によりこの状況が徐々に変わることが期待されている。また日本の高校生の修学旅行が増加しているのが面白い。海外で、英語が通じ、交通・治安が安定している国として、注目されている。現地高校生との交流会なども、開き易い環境。


旅行業としては、マレーシアの駐在員の増加が大きい。製造業・金融業・建築業などが近年マレーシアでの事業を拡大している。経済が順調に伸びているし、チャイナ+ワンの効果もある。駐在員が来れば、家族呼び寄せから観光旅行まで需要が生じる。特に最近はKL在住者のマレーシア国内旅行が伸びている。日帰りのマラッカ、特に鉄道で行くマラッカなどは伸びているそうだ。


最近マレー人の訪日観光にも大きな期待がかかっており、少しずつ増えて来ていたが、今年は震災の影響もあり、止まってしまった。マレーシアはアジアと言うだけではなく、イスラムと言う切り口もあり、重要な拠点であるが、残念ながら日本の旅行業界は対応しきれていないという。


最後にロングステイヤー。駐在員とともに増加傾向にあり、KLに住むロングステイヤーは比較的資金的な余裕があり、旅行などに使うお金も多い。ここに注目すると同時に、新たなステイヤーを捕まえ、その友人たちの旅行を請け負い、幅を広げていくことは重要。


何だかんだで、8時過ぎまでお話を聞く。それから一駅半ほどを歩いて帰る。KLの繁華街、ネオンもきれい。パビリオンと言う名前の巨大モールが目を惹く。東京なら銀座三越、といった感じ。


夕飯はホテル前の小さな中華食堂で。どうしても華やかな繁華街で食べる気になれず、戻ってきてしまった。この食堂はおかずが沢山並んでおり、好きな物を取ってもらい、ご飯とスープを付けて、奥で食べるスタイル。何となく、台湾の自助餐に似ている。中華系らしく、神様も祭られており、皆北京語が通じる。客は9時を過ぎてもひっきりなしに入ってくる。大陸からの観光客もいる。そうか、今は国慶節の7連休、観光客は多いはずだ。