駅前にはジャスコがあり、その奥のホテルロビーへ。そこにはこれまたご紹介頂いたKさん夫妻が待っていてくれた。Kさんがご主人と一緒に来るとは思っておらず、最初は分からなかった。先方も私が日本人らしくないため、英語で話し掛けて来た(笑い)。
ロビーで1時間ほどお話を聞く。この7月よりKLに越してきたそうだ。ご主人は以前、KL在住経験があり、KさんもNGOなどで東南アジアはお手の物。今回は駐在員とは異なり、自ら商売を始めるという。それでロングステイヤーが多く住む、市内中心部から少し離れたこの駅の近くを自宅に選んだ。ここからバスで10-15分らしい。
ロングステイヤーは以前マレーシアの駐在経験のある人が多く、年金生活者であり、月額10-15万円の生活費を使い、優雅に暮らしている。やはり電車には乗らず、自分で車を運転している人が多い。旦那は週2回ゴルフ、奥さんは習い事をするなど、日本よりよほど快適な生活との声が多い。
英語も通じ、医療水準も高く、問題は少ない?かと思ったが、やはり交通渋滞、大気汚染、などアジア共通の問題点はあるようだ。最近は物価も少しずつ上がり、KLより安い、ペナンやコタキナバルにステイする人も出て来ている。
その後、ジャスコの中を歩く。平日の午前中でもそこそこ客がいて、しかも大量に物を買っていく。カートで駐車場へ行き、そのまま車に乗せる。置いてあるものも、皆5個、10個と纏められて売っている。日本とは感覚が違う。因みに日本食材も一通り揃っていた。
ショッピングモールには日本料理屋もあり、日本が浸透してきている様子が分かる。休日はお客で溢れるモールも今日は閑散としている。本屋に入り、先日羽田で買えなかったインドのガイドブックを探す。英語のガイドブックはとてもとても厚くて持ち歩けそうになかったので、買わず。
HOJO、と書かれたお店があった。何と日本人が出店したお茶屋さんであった。中国茶を中心にして、お土産物と言った感じで、きれいな包装で販売している。店員に北京語で話し掛けると、色々と教えてくれたが、私がKさん達と日本語を使っていると「日本人か」と驚かれる。やはりKLにも北京語を使う日本人は少ないのだろう。このHOJOさん、長野にあるお店で、ご主人はマレーシア在住経験があり、海外が良いということで出店したらしい。お茶を求めてアジア中を歩いている様子が伺える。
Kさん夫妻と別れ、KL駅へ戻る。今後は慣れているので問題ないと思ったが、予定時刻になっても電車が全く来ない。この辺の正確性には問題があるようだ。ちょっと焦る。