(6) 卵焼きそばと両替
歩いて戻る。途中で道端に人だかりがある。見ると何か焼いている。とてもいい匂いがした。焼きそばらしい。急に腹が減る。確かに昼は過ぎているし、これだけ歩いたのだから、当然か。注文したいと思ったが、狭い道路脇に人が多く、なかなか近づけない。しかも荷物が大きい。
歩いて戻る。途中で道端に人だかりがある。見ると何か焼いている。とてもいい匂いがした。焼きそばらしい。急に腹が減る。確かに昼は過ぎているし、これだけ歩いたのだから、当然か。注文したいと思ったが、狭い道路脇に人が多く、なかなか近づけない。しかも荷物が大きい。
ようやく屋台の前へ出て、「ヌードル」と叫ぶ。おじさんは卵を指す。思わず頷く。卵焼きそばになった。目玉焼きが上に乗る。隣の人を見ると8rp払っているから、10rp出すとダメと言う。16rpらしい。卵が入っただけで値段が倍に。昔中国でも卵は高かったな、と思いながら、列から離れ食べる。うーん、これは中国の焼きそばと大差ない。熱々で美味い。こんなウマい物がこんなに安い。インドは幸せな国である。
ホテルに向かって更に歩く。朝見た銀行スタチャンが見えた。そうだ、ルピーに両替しよう。銀行の建物はかなりのオールドファッション。なかなかムードがある。窓口で聞くとここでは外貨両替はやっていないという。お姐さんは親切に両替できる場所を教えてくれた。トーマスクックだという。
また歩いてトーマスクックを探す。これまた古めかしい建物。中へ入ると実に狭い空間に人が沢山働いていた。警備のおじさんに咎められる。「俺は客だ」と言って見たが、何と英語が通じない。それでもそのおじさんも親切に何かを言っている。どうやら両替はこの場所ではないと言っているようだ。オジサン、紙を取り出し、住所を書く。しかしそれが何処にあるのか、全く分からない。残念ながら両替は諦めて、ホテルへ戻る。