(12) タングラ&植物園
午後は車をチャーターし、観光へ。ところが2時に来るはずの車が全く来ない。それでも慌てることもなく、15分過ぎて電話を掛けて呼び、30分遅れで何事もなかったようにやって来る。これがインド流であり、結構重要な経験。怒ってもいいことはない。
午後は車をチャーターし、観光へ。ところが2時に来るはずの車が全く来ない。それでも慌てることもなく、15分過ぎて電話を掛けて呼び、30分遅れで何事もなかったようにやって来る。これがインド流であり、結構重要な経験。怒ってもいいことはない。
先ずは昨日香港食堂のオジサンから教わった唯一中華料理屋が連なっているタングラと言う場所へ行って見る。ホテルから15分ほど行くと、住宅密集地帯から離れ、高級住宅がある。そのあたりに一軒家がレストランになっている所がいくつかあった。言われなければ通り過ぎたと思うほど、控えめに看板が出ており、よく見ると漢字表記もある。
しかし人通りは殆どなく、お客がいるようにも見えない。勿論時刻は3時前なので仕方がないのか。中には廃墟になっている家もある。中国系の墓も見える。確かにここに中国系が多く住んでいた様子は分かる。そして昨日のオジサンの言葉、「みんな出国した」は事実だったようだ。特に見るべきものもなく去る。
次にコルカタの中心、フーグリー河に掛かる橋を渡り、植物園へ行く。これはセットさんの推薦。5時にベルルマートへ行くには時間が余る。比較的近くて、見るべきものがある場所として選ばれたようだ。4時に出れば余裕で間に合うと言うので、30分ほど、見学する。ここは東インド会社が薬草を集めていた場所だという。興味深い。
しかし入場したもののどこへ行ってよいか分からない。特に掲示板もない。まっすぐ進むと「グレートバヤンツリー」と書かれた林が見える。林だと思ったのは実は間違いで、何と2000本以上の枝に分かれた1本の木だという。信じられない大きさ。ちょっと感動。
この植物園は実に広大な敷地を持つ。とても30分で歩けるものではない。でもせっかくなので出来るだけ歩いて行く。池があり、家族連れがボートに乗っている。カップルが池のほとりで囁きあっている。若者が楽しそうにはしゃいでいる。こんなインドを見るのもよい。どんどん歩いて行くと、戻るのが辛くなった。