10月9日(日) (14) 古いコルカタ
今日はついにコルカタを離れ、ダージリンに向かう日。朝起きてメールをチェックするとジェットエアーからフライトが3時間遅れるとの連絡が入っている。これは助かる。空港で待つのはちょっと辛い。
今日はついにコルカタを離れ、ダージリンに向かう日。朝起きてメールをチェックするとジェットエアーからフライトが3時間遅れるとの連絡が入っている。これは助かる。空港で待つのはちょっと辛い。
仕方なく、また散歩に出る。ホテルの周りは何回も歩いたが、いつも感じるのは身分の壁。凄い量のゴミを仕分けている女性、そこにものすごい数のカラスが近寄り、餌を漁る。その中で彼女は黙々と作業をする。トイレも道端。壁はあるが、囲いはない。広い道路の高架の下には、家のない人々が寝泊まりしている。その数も相当である。朝晩は結構寒いのか、毛布などもあるが、基本的には殆ど物を持っていない。うーん。
バスターミナルがあった。どのバスも満員。どこから来たのか、古いバスが唸りを上げている。広々としたターミナルに朝日がまぶしい。その道路脇にクラシックタクシーがペチャンコになっていた。交通事故うだろう。この国では、事故は恐ろしい。
トラムも走っていた。車両は年代物。博物館にあってもおかしくない物が現役で走っている。これは古い建物同様、ベンガルのプライドだろうか。しかしこのトラム、どこから乗るのだろうか。乗客はあまりいないが、適当な場所で乗り込んでいるように見える。是非乗ってみたかったが、どこへ行ってしまうか全く不明のため、断念する。
市場もあった。果物があり、横の箱を見ると「山東梨」とか、「おいしい梨」などと書かれている。この梨は中国から来たのか、それとも日本か。いや、箱の上にはハングルも書かれている。いずれにしても、アジアに中国などの果物が流れ込んでいる様子がよく分かる。
そしてホテルに戻ると迎えの車がやって来て、いよいよ出発だ。改めて街の中を通ると、本当に古い町並み。この風景は実に惜しい気がする。