昨日から香港のラマ島という場所で暮らし始めました。過去香港に9年も住んでいましたが、一度も来たことがない所で、とても新鮮です。今日から徒然に香港関連のブログを書いてみようと思います。
今日は一日島に居ました。朝は鳥のさえずりで起き、いい気分だったのですが、何とも寒い。太陽も見えず、日中気温が下がっていくのが分かりました。こんな時に部屋にいると益々寒くなるので、散歩に出ました。
我が家は中環(セントラル)よりフェリーで30分弱乗り、榕樹湾というターミナルへ。そこから歩いて20分、洪聖爺湾というビーチにあります。今日はそのビーチからラマ島もう一つのフェリーターミナル、索罟湾まで歩いてみました。ちょっとしたハイキングで、45分ほど掛かりました。
本日は旧正月前日の大みそかですが、中国人観光客、香港人、欧米人の親子連れなどがハイキングを楽しんでいました。香港は特に家が狭いせいか、運動不足を気にして、健康志向が強いように感じます。
索罟湾のすぐ近くに来ると、何やら洞窟がありました。神風洞と名付けられたその洞窟、奥行きは10m以上はあると思いますが、ジメッとして入る気にはなれませんでした。入口の解説を読むと何とのの洞窟の名の由来は日本軍でした。
敗戦目前の香港で、軍は高速魚雷艇をここに隠し、最後の決戦、自殺的な攻撃を仕掛けようとしたということでした。結局は攻撃の前に敗戦になり、神風は必要なくなりましたが、こんな所にも、戦争の傷が残っていました。
それにしても、日本軍の愚かなこと。しかし今の日本に一脈通じてはいまいか、とちょっと背筋が寒くなりました。因みに今日の香港の最低気温は10度で、暖房のないこの地域では非常に寒いです。