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2012.01.25

 旅行記(インド)

ダージリンお茶散歩(7) 何をそんなに急ぐ 中国人ツアー

何をそんなに急ぐ 中国人ツアー

ラジャ氏が「最近中国人のツアーが毎日のように来て忙しい」とぼやく。それは中国が国慶節休みで7連休だったからだと伝える。それにしても彼らは一体何のために来るのだろうか。ラジャ氏も中国人の真意は掴みかねると言っている。

工場見学中に5-6人の中国人がどやどやと入ってきて、ワーッと説明を受けながら、写真をバチバチ撮り、走るように去って行った。「これが中国式さ」と従業員たちも呆れ顔。そんなに忙しく見てどうするんだろうか、という顔をしている。

 

中国人の中年の男女が写真を撮りに戻ってきたので声を掛けた。四川省で緑茶の栽培をしていると言う。工場訪問の目的を聞くと「視察さ」と答えるのみ。彼らの作っているお茶の名前を聞いたが、緑茶であること以外分からなかった。彼らはそれ程急いでいた。何をそんなに急ぐのか、兎に角これは商売の為とか、有機栽培を学びに来たとかいうのではなく、単なる観光だろう。

 

しかし後で聞いてみると、ある中国人茶商から、ここの茶葉をそのままバッグに入れたティーバッグは出来ないか、と具体的な商談もあったらしい。中国で今から本格的な有機栽培を行うのは至難の業。一方消費者のニーズは高まっている。それでここからの輸入を考えたのだろう。

 

「基本的に我々は中国人を信用しない。彼らは契約を守らないし、何でも金で解決しようとする。インドとは相いれない」、これがインド的な考え方であるが、それでも中印の貿易は進んでいくのだろう、ゆっくりと。