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2012.02.04

 旅行記(インド)

ダージリンお茶散歩(17) ダージリンの宗教

3.ダージリン  ダージリンの宗教

昨日ラジャ氏から、「ダージリンに行く道は非常に混んでいて通常1時間で行ける所が2時間半掛かっている。早く出た方がいい」とアドバイスを貰っていた。地震の影響でもう一つある道が崩れ、工場の前の道は異常に混んでいた。私も到着当初から、何でこんなに混んでいるのか、折角の風景が台無しだ、などと感じてはいたが。


それと人々が道を譲らない、また運転が未熟な運転手が増えているとも言う。これは全てインドのモータリゼーションの産物だ。この狭い山道で自分勝手に突っ込んだらどうなるか、誰でも分かることだが、それが出来ない。また分かっていても運転が未熟で結局罠に嵌ってしまう。誰かが一度嵌ると抜け出すのは一苦労だ。


先日行ったクルセオンの街を抜けると山道である。所々に村があり、商店らしきものが見えるが、基本的には退屈である。1時間ぐらい行くと運転手が「これが俺に村だ」という。道の脇に彼の自宅もある。彼らは一体どのような暮しをしているのだろうか。


彼は既に両親を亡くし、妹と住んでいるらしい。結婚するには金が掛かり、彼は嫁さんを貰うまでの収入が無いと嘆く。運転手はシーズン中仕事があるが、オフシーズンにはお客はなく、家でテレビを見ているしかない。これでは安定的な収入とは言えない。家族を養えない。


宗教は特殊でボー教だと。この宗教は彼によれば、神様は自分の両親であり、親を敬うことを絶対にしている。この考え方は素晴らしいと思われる。現在ではこの地域でも仏教の僧侶は金の事しか考えなくなり、キリスト教はその隙間を狙って、改宗工作に余念がない。キリスト教系学校を作り、教徒の子弟は学費が安くなる。そんなことでも仏教を捨てて改宗する人が後を絶たないらしい。