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2012.02.05

 旅行記(インド)

ダージリンお茶散歩(18) トイトレイン

トイトレイン

そんな話をしていると突然機関車が見えた。何と道の脇に線路がある。これが世界遺産のトイトレインか。特に興味はなかったが、目の前を機関車が走ると気持ちが変わる。何とか乗れないものか。ダージリンの街までもう少しと言う場所で車は停まった。そこに駅があったのだ。聞けばもう少しでトレインが出るという。チケットは250rpと観光客値段だが仕方がない。




駅の上には博物館もあり、昔の車両の部品やベルなどが展示されている。ユネスコのプレートには1881年の開業以来、現在も昔の形を残して運航していると称えている。この鉄道の開設に掛かった労力たるや凄まじい物があったことだろう。


出発の時間が来た。私は言われた場所に乗り込む。ところが欧米人のおばさんがやって来て席を替われという。ここは自分の席だと主張するので、車掌に確認すると私の席だった。日本人は概してこういう場所では言葉が通じないため小さくなっていて後で文句を言う人が多いが、欧米人はガンガン主張してくる。

列車は道沿いにダージリンを目指す。まさに家の軒先をかすめて進む。これは面白い。近所の子供が手を振って来る。振りかえす。と、機関車が吠えた。すると石炭が飛び散り、窓から飛び込んできた。久しぶりに頭から浴びる。これもまた楽しい。子供に帰ったようだ。


仏教の大きなお寺が見える。もうすぐ到着だろうか。崖崩れしている所もある。先日の地震の影響は明らかにある。実にゆっくり進んでいた機関車だが、40分ほどでダージリン駅に着いてしまった。残念、もっと乗っていたかった。