インド中産階級の勃興を見る
一度ホテルに戻り、休息、ではなく、溜まったメールなどの処理を行う。このホテルは流石にWifiで繋がる。やはり文明の利器が登場すると、いきなり現実に引き戻され、ついつい使ってしまう。折角マカイバリで自然の共生、ネットのない生活を行ったのだが、一気に崩れる。人間はもろい。
一度ホテルに戻り、休息、ではなく、溜まったメールなどの処理を行う。このホテルは流石にWifiで繋がる。やはり文明の利器が登場すると、いきなり現実に引き戻され、ついつい使ってしまう。折角マカイバリで自然の共生、ネットのない生活を行ったのだが、一気に崩れる。人間はもろい。
気が付くと周囲が暗くなる。洗濯物はちっとも乾かない。それはそうだ、日も出ていないこの状況では、当分乾かないだろう。考えてみればマカイバリは標高1200m、ここダージリンは2000mを越えている。夜は涼しいだろう。
先程の道を再度歩いて行くと、益々観光客が増え、道は押すな押すなの大盛況。歩くのも困難な状態になっている。これが10月の観光シーズンと言われた状況のようだ。インドの中産階級の勃興を肌で感じる。
チャウメンを売る店があった。30rp、コルカタで食べて以来見た。思わず注文した。食べた。美味しい!若いインド人夫婦が一生懸命商売している感じだ。私に向かって、日本人か、と聞いてくる。「有難う」と日本語でいう。何だか愉快になり、ついでにチキンロールも食べてしまった。もうこれでお腹は一杯。安くて満ち足りた夕食だった。
ホテルの前は本当に人通りが多く、またその人々が大声で話している。道を通れない車がクラクションを鳴らしまくる。この喧騒は凄まじい。インド系カナダ人のアドバイスがどれだけ有効だったか、そして私の選択が正しかったかは、直ぐに分かった。お蔭で私はゆっくりと柔らかいベッドでぐっすりと眠れた。