ロウチャーティ
ダージリンを出発する。今日の目的地はカンリンポン。地図で見るとそう遠くはないが、4時間掛かるという。スターとして分かったことは相当の山道。アップダウンがきつい。河口慧海や他の探検家はこの道を歩いて行ったのだろうか。それは凄いことだ。
ダージリンを出発する。今日の目的地はカンリンポン。地図で見るとそう遠くはないが、4時間掛かるという。スターとして分かったことは相当の山道。アップダウンがきつい。河口慧海や他の探検家はこの道を歩いて行ったのだろうか。それは凄いことだ。
1-2時間行ったあたりに茶畑が見えた。この辺はロウチャと言う場所らしい。運転手がロウチャティと叫ぶ。ちょうど茶摘みが行われており、車から降りてその風景を撮影する。時ならぬ闖入者に地元の人々も興味津々でこちらを見ている。
更に行くとまた別の茶畑がある。しかしここはもう地名も別でまた別の名前の茶になる。ようはこの辺は茶畑がいくらでもあり、恐らくは市場に出る時は全てダージリン紅茶として販売されるのであろう。茶葉の質がそれほど良いとは見えないが、それはそれで需要がある。
我々は川沿いをカリンポンに向かっている。ティステル河というらしい。この河、そこそこに大きい。この北側がシッキムなのだろう。いよいよ幻の王国へ向かっているのかと思うと、ちょっと胸躍る。
途中河の景色が素晴らしい、日本でいえば峠のような所で休憩する。茶店もあり、チャイを飲む。この風景を見ながら飲むチャイはまた格別。周囲にはインド人観光客が結構おり、同じように風景を楽しんでいる。彼らにとってもここはインド国内ではあるが、インドではない場所。中産階級が車で訪れている。レンタカーだろうか。インドの観光産業はこれから発達する予感。