ランチは肉まん
カリンポンの街に入る。相当の傾斜地に街がある。車はその街を抜け、更に上へあがる。どんどん上がる。そして1軒のホテルに入る。何だか素晴らしいロッジ。ここなのだろうか。なかなか雰囲気が良い。などと思っていると、間違いだったらしい。今度は来た道をどんどん下る。
カリンポンの街に入る。相当の傾斜地に街がある。車はその街を抜け、更に上へあがる。どんどん上がる。そして1軒のホテルに入る。何だか素晴らしいロッジ。ここなのだろうか。なかなか雰囲気が良い。などと思っていると、間違いだったらしい。今度は来た道をどんどん下る。
そして街を抜けた所に戻り、1軒のホテルを見付ける。ここはお屋敷風で実に雰囲気が良い。車が停まり、中へ進むと確かにお屋敷がある。その手前の事務所で予約を確認すると確かにある。部屋に案内されると、そこはもう避暑地の別荘。これはいい。と言いながら、早々に乾いていない洗濯物を取り出してベランダに掛けるのだから、風情も何もありゃしない。
兎に角腹が減ったということで、運転手と二人、街へ繰り出す。マカイバリのラジャ氏から「カリンポンに行ったら、肉まんを食え、日本人は大好きだぞ」と言われていたので、リクエストしてみる。運転手は分かったという顔でどんどん進み、一軒のレストランに入る。
そこは結構混んでいたが、何とか席を見付けて座る。メニューを見るとインド系もあるが、明らかに中華系もある。でも店主はどう見てもインド系。これは何だろう。兎に角肉まんと焼きそばを頼んでみる。チベット料理でモモと言えば、小龍包のような食べ物だが、出て来た物を見てビックリ。確かに日本の肉まんと同じ形が4つ皿に載って来た。食べてみると味も全く一緒。これはもう日本である。
焼きそばは中華風。そしてワンタンスープも中華風。基本的にカリンポンは中国とインドの接点だったということであろうか。中国人が中華料理屋をやっているのではない。インド人がインド・中華料理屋をやっているのである。それだけでもこの地の位置が分かる。