洗濯物
ホテルに戻る。タクシーはそのまま待たせて、シェリングタクシー乗り場へ送ってもらうことに。チェックアウトしようとして、昨日以前乾かなかった洗濯物をここで出したことを思い出す。
ホテルに戻る。タクシーはそのまま待たせて、シェリングタクシー乗り場へ送ってもらうことに。チェックアウトしようとして、昨日以前乾かなかった洗濯物をここで出したことを思い出す。
洗濯物は届いていたが、料金が違っていた。私は普通で出したのだが、特別料金が請求されていた。そのことを告げると、「洗濯屋の請求は我々の管轄外」と言われてしまう。それはあまりに無責任と、口論になってしまう。折角誕生会にも混ぜてもらったのに、実に後味の悪い結果となる。
結局洗濯屋が来るまで部屋で待つ。あまり心が穏やかでない時は、どんな良い景色を見ても、自然に触れても、意味がないと気付く。心にゆとりのない旅は、結局ただの時間移動に過ぎない。
洗濯屋のお兄さんが駆け込んできて、通常料金を支払う。一体何であったのだろうか。そして受けった洗濯物を出してみると、何と乾いていない。湿ったままの状態である。この地の湿度はそれほど高く、そして雨が影響していた。それにしても洗濯屋が・・・。
意気揚々として入って来たシッキム王国であったが、私の中では幻に終わった感がある。僅か一晩でこの地を去る。それでいいのか、いや、それでいいのだ。