お湯のシャワーは快適だったが、トイレまでびしょ濡れとなった。やはりハード面でもまだまだ改良が必要だ。それでも気分は爽快となり、夕飯を探しに行く。先ずは売店でコーラ、25rpを買い、飲みながら歩く。インドでも無性にコーラが飲みたくなるのは何故か。ダージリンやシッキムの涼しい気候から一転、都市型の暑い気候はちょっと息苦しい。
大きな道沿いに屋台が1つ出ていた。バスを待ちながら、オジサンが美味そうにモモ(餃子)を食べていた。私も一つ頼む。熱々だ。中の肉は山羊だという。この辺では普通らしい。隣のおばさんがチャウメンを食べていた。これも鉄板でジューッと音を立てたので、思わず注文。相変わらず美味いが、ここのチャウメンには独特のソース(たれ?)掛かっていた。
食後は暗くなったのでホテルに戻り、ネットモデムを借りて、メール処理などを行う。このホテル、外見はきれいだが、中身はぼろぼろだと分かる。電気は着かない所が多く、テレビはあっても映りは悪い。ベットもお粗末で、硬い。恐らくは古いホテルを最近誰かが買い取り、改装したのだろう。これもいい経験だった。
10月17日(月)
翌朝は早く起きてしまい、散歩に出る。このシリグリと言う街は、交通の要所ではあるが、特に見るべきところもないようだ。ただ街をふら付く。シリグリ郊外の総合開発区のコマーシャルが目に入る。工業園区と住宅の複合だが、これは中国などでも大連などでよく見られたコンセプト。中国の90年代初頭の雰囲気がある。
兎に角街は古ぼけており、発展は感じられない。それでも無理やり開発されていくのだろう。ただ中国などと違い、そのスピードはゆっくりだ。5年後に来れば相応の変化はあるだろうが、中国のように全てが一変してしまうような光景は想像でいない。
朝食はホテルで。きれいなレストランがある。お客は私しかいないので、ボーイも気を使ってパンなど焼いてくれる。それでもあのダージリン地区の優雅な朝食と比べるとかなり見劣りする。食事は料理も大事だが、雰囲気も大いに大事。