2.ホーチミン空港 (1)ホーチミン空港で
朝の国際線到着ターミナルは人影もまばら。入国には何とイミグレーションカードも不要。しかし1週間滞在すると言うと『帰りのチケットを見せろ』と言われて、驚く。これまでどこでも一度も要求されたことが無かったので。最近インドへ行く機会が増え、E-チケットでも必ずコンファメーションは印刷して持っている。そうしないとインドでは空港へ入ることが出来ないからだ。今回これで助かった。
国際線から国内線ターミナルへは歩いて5分ほど。南国にまぶしい陽射しが心地よい。国内線はあっけらかんとした所で、皆が楽しそうに朝ごはんを食べている。そう、楽しそうに食べることは実に重要だ。長袖を半袖に着替え、チェックインも簡単に済ませ、軽い気分で進む。
安全検査ではどうやらベトナム人と間違えられ、パスポートを出すまでベトナム語で話し掛けられる。先日はインドでネパール人と思われ、今度はベトナム人。いよいよ日本人色が消えて来たか。でも言葉が通じなくても、何だかお互い笑ってしまう。いいことだ。
国内線待合室にはネット環境が無かった。というか、PCが所々に設置されているものの、日本のメールチェックは重すぎるのか開かない。諦めて電源を探し、充電しながらPCで旅行記を書き始める。
1時間ほどして、私の乗るダナン行きがディレーすると言うアナウンスが。それならその辺でフォーでも食べようかと立ち上がり、一応カウンターで遅れを確認すると何と15分遅れるだけだと言う。ベトナム人は時間に正確だと聞いたことがあるが、15分の遅れを伝えるのは日本とベトナムぐらいでは。そして実際には出発は5分遅れただけだった。私のフォーはお預けとなった。