11月4日(金)
7. ミトー (1) ミトーまで
翌朝は目覚めも悪かった。こんな日に早起きしなければならなかった。今日はフエからミトーまで行く。先ずはフエの飛行場へ行く。今回は旅行社で乗り合いバスチケットを買った。8万ドン。旅行社の前から出るというので7時半前に到着し、待機した。ところがいつまで経っても来ない。
ようやく来たバスに乗るが、そこからまた別のお客を拾いに行く。しかもゲストハウスから出て来た欧米人がその場で払っている料金は4万ドン。あれ、どうなっているの。昨日の洗濯騒ぎ以降、何だかみんなが自分を騙しているような気分になってしまう。観光地はそのちょっとした印象で全てが変わってしまう。
バスは僅か30分で空港に到着。こんなことならタクシーでもそれほど料金は掛からなかっただろう。後悔。フエの空港はこじんまりしていて、ようは何もない。バスの運転手はそれを知っていて、時間の頃合いを見て到着した感じだ。
それでも国内線のこと、チェックインを済ませても時間が余る。待合ロビーの喫茶コーナーで聞くとWifiが使える。電源もある。1本、4万ドンもするコーラを買い、メールチェックなどを始める。気分が少しまぎれる。あー、何だかネット中毒患者だ。
飛行機は順調にフライトし、あっと言う間にホーチミン空港に到着。数日前ここを出発した時が懐かしく感じられるほど、ホイアン、ダナン、フエの旅は色が濃かった。
そして出口の所でミトーへ行くため、タクシーをチャーター。ここでははじめから100万ドン、と聞いていたので、素直にそれに乗る。一度ホーチミン市内に入ればバスもあるようだが、途轍もなく不便だ。この出費は仕方がない。乗った車はトヨタの新車。ガソリン代はリッター20万ドン、物価から見ると結構高い。
田園風景の中、そしてクリアースカイの中を高速疾走し、1時間ほどでミトーのホテルに着いてしまった。確かにこれは便利だ。