11月5日(土) (4) ボートクルーズ
夜中に雨が降ったらしい。ホテルの裏庭で気持ちの良い朝食を期待していたが、椅子が濡れており、屋内に引っ込む。朝飯はフォー1杯。そしてベトナムコーヒー。このコーヒー、入れる器が面白い。とまこさんから依頼されていたので2つ買った。
天気が良くなったので、メコンクルーズに行くことになる。Kさんも赴任して間もないため、初めての挑戦となる。昨日歩いた川沿いに行き、ボートを探す。昨日声を掛けて来たのは、やはりモグリであり、正規の受付所は別にあった。だがここでも料金はネゴ。結局2人で40万ドンになったようだ。
10人乗りの小型船に乗り込む。ガイドのお姐さんもいる。英語は達者だ。船は川に出ていく。向こうの方に大きな橋が見える。以前は全てが船での往来であったが、今では橋を渡って対岸の島へ行ける。船は観光船となった。15分ほど乗ると対岸へ上陸。
熱帯の島、と言ったイメージ。ヤシの木が生えている。道は順路になっているようで、お姐さんはどんどん歩いて行く。途中にお茶が飲めるコーナーがあり、立ち寄る。お店の人が蜂の巣を見せてくれる。そして蜂蜜入りのベトナム茶を飲む。うーん。
次にキャラメル製作工程を見学。ヤシ入り、マンゴ入りなど沢山ある。お土産にちょっと買う。ガイドのお姐さんはフルーツを買い込んでいる。聞けば、ここのフルーツは新鮮で安いらしい。
また休憩所がありお茶を飲んでいると、突然子供と大人が我々の前に並び、歌を歌ったり踊ったりした。これも観光の一環だろうが、何となくこのような演出は不要と感じる。だが、この島には観光と農業しかないのだから、このようなパフォーマンスで、食い扶持を得る必要もあるのかもしれない。歌い終わった子供たちは元の純朴な顔になり、元気に遊びまわっていた。
帰りは小さなボートに乗ってきた道を帰る。まさにジャングルのボートトリップだ。狭い小川を多くのボートが行きかう。巧みな操縦で、ゆっくり進む。木々が日差しを遮る場所ではそよ風が吹き、実に気持ちが良い。しかし日差しを浴び、結局顔が真っ黒になった気がする。