今日も朝から快晴のラマ島です。既にかなり気温が上昇し、ありの活動が活発化してきています。
さて、先週26日に香港大学日本研究科の学生発表会に行ってきました。香港大学では4月をJapan Monthと称して、1か月間イベントなどがありますが、その日本語訳が『日本の月』。何となく意味が違うようで、そうでないようで、この訳、気に入っています。
しかしこのパフォーマンス、なかなか凄いです。何しろ香港人、中国人他、外国人が日本語で詩の朗読、アニメのアテレコ、果ては漫才までやります。しかも漫才は基本的に全て自らネタを考え、話の間を考えて表現します。以前出席したK先生の授業で驚愕したのは、漫才の基本として『ノリ突っ込み』を教えていたことでした。
当日は所用で遅刻してしまい、仲良くしているエミーとカルメンの女漫才を見落としてしまい、とても残念でしたが、司会の男女2人の漫才を堪能しました。関西弁を駆使して、恋人探しをユーモアたっぷりに語っていました。
また谷川俊太郎などの詩の朗読、日本の学生でも出来ないのでは、と思うほど、感情のこもった読み方が出来る子もいて、驚きでした。
最後は自作の詩を競い合う『詩のボクシング』。4名ずつの女子が怒りや悲しみをぶつけ合いました。『彼氏が出来ない』『就職が決まらない』など、日常の話題を上手く取り込み、感情表現豊かに朗読しました。結局両チーム、甲乙つけがたく、引き分けでした。因みに私も審判員の一人でしたが、判定に苦慮しました。
兎に角学生の日本語レベルは高く、また挑戦する姿勢が素晴らしい、発表会でした。日本の大学生もやればこのレベルになるのか、ちょっと心配でした。