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2012.05.01

 旅行記(アジア)

バングラディシュ・スタディツアー(6) 思えば遠くへ来たもんだ

(3)   遂にコックスバザールへ

それから夜道を延々と走った。外は暗くよく見えないが、畑らしい。時々村々を通過すると灯りが見えるが、それも直ぐに遠退く。確かに遠くへ来たもんだ。このままずーっと走り続けるような錯覚に陥る。気が滅入るが、感覚もマヒしてきたかもしれない。

突然灯りが見え、バスが街に入った。既に時間は11時近い。チッタゴンの空港を出てから6時間は過ぎている。恐ろしく長い旅は突然に終わる。街には人影もまばらで、店も閉まっている。バスから降りて腰を伸ばす。流石に疲れた。腰も重い。バスの椅子はそれ程に堪えた。

Sさんからの指示で男女が分かれた。私は5人の男子と共に、迎えに来ていた人に連れられて行く。彼が誰かもわからないが、兎に角休みたい気分。バックパックはないので、コロコロを引っ張る。道が悪く、ちょっと苦労する。小道に入り、一軒の家の門の前で止まる。


3.コックスバザール  (1)   一日目夜

ホームステイ
中に入ると広い中庭があり、一段上がった所にテラスがある。私はその脇の部屋を指定される。指示している人は30代の男性、この方がこの家の大黒柱Aさん、通称先生だ。先生は我々が訪ねる学校の先生をしている。流暢な英語を話す。


 

学生5人は2階の一室をあてがわれる。私はチームリーダーのような存在になった。しかし何も分からず、明日の予定すら知らない頼りないリーダーだ。私の部屋には大きなベットがあり、シャワーとトイレが付いていた。有難い。