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2012.05.13

 旅行記(アジア)

バングラディシュ・スタディツアー(18) かつらの原料はバングラから

ネットと髪の毛工場

村から戻る。既に2日以上インターネットに接続しておらず、メールチェックもできていない。何とかしたいと思っているとSさんが『オフィスで出来るのでは』と誘ってくれる。どこのオフィスかよく分からなかったが、あるビルの2階に行くとPCが3台並んでいた。これなら繋がるだろうと期待する。




ところがこれが繋がらない。Sさんはちゃんと繋がる。何が違うのかと見てみると、SさんはWindows XP、私はWindows7という違いだ。私の方が新しいのに繋がらない。パスワードを入れる場所がどうしても見つからないのだ。これは面白い現象で、新しい方が先進的であり、社会も進歩しているという前提で作られる。ところがバングラでは未だにアナログなのである。昔のソフトはそれに対応できるが最新版は既に想定していないらしい。新疆でも一度経験した。これは意外と重要なヒントかもしれない。




仕方なく置いてあるPCを使うが、何とメールチェックするためのパスワードが合わない。こちらは私の記憶の問題か。本当にやむを得ず、仕事中のSさんのPCを借り、メールチェックすることに。恥ずかしい。

ラジョウがこのビルの1階を見学しないかという。なぜだろうと思いながら、中に入って驚いた。だだっ広いフロアーに数人の女性がいたが、彼女たちの前には大量の髪の毛が・・・。それも人の髪の毛だという。




ラジョウが説明する。『これはバングラ内で人から髪の毛を買い、ここで仕分けし、中国に輸出する。最終的には中国で加工され、日本へ輸出される』。一体何??それは何とかつらであった。これは日本との繋がりを示すものではあるが、何となく、微妙な雰囲気になる。かつらの髪の毛はバングラディシュ人の人毛。うーん。