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2012.05.14

 旅行記(アジア)

バングラディシュ・スタディツアー(19) ハニカミながら交流

11月9日(水)  (6)   四日目午前   学校①

とうとう今日は学校に生徒が登校してくるらしい。学生たちの主目的である『学校でのボランティア』が実行できる日が来たのだ。朝から何となく、皆ソワソワ、ウキウキ。

S君などは、学校で子供達と遊ぶシャボン玉を取り出し、試に吹いている。家の子供達がなんだなんだとやって来て歓声を上げる。こういうものは万国共通、子供は喜ぶものだ。そのシャボンは家の庭髙く舞い上がり、青空によく映えた。




学校へ向かう。今日もイスラム系の子供達が出迎えたが、適当に挨拶を交わし、学校の中へ入った。学校の子供達は我々日本人に似ていた。積極的に交わって来るイスラム系とは明らかに異なり、ハニカミながらこちらを見ていた。

校長先生が来た。校長室でお話を聞いた。学校は厳しい状況に直面していた。老朽化した校舎を修理する費用はなかった。教師への給与支払いすら苦労していた。18年前にボランティアで始まった学校は転換期に来ているように見えた。

 

実は今回一人の日本人女性が同行してきていた。Nさん、公務員であったが既に退職しており、縁あってこのプロジェクトに関わっていた。彼女は過去に優秀な生徒がダッカの大学に行く費用を援助したり、この学校ヘも多大な支援をしていた。『未来のある子供達へ支援したい』という熱意があり、この困難な旅も何回か経験していた。




今回も学校で使用するPCを購入し、重いにもかかわらず、携えて来ており、校長に寄贈した。『たまたまご縁があって』というが、一体何がそこまでNさんにさせるのか、気になる所だが、あまり詮索するのも、と思い、聞かずに過ごす。

学生代表も使い古したサッカーボールを寄贈。それから各教室に分かれ、子供たちの中に入り、日本語を教えたり、折り紙を折ったり、様々な工夫をして交流を始めた。最初は戸惑う子供もいたが、徐々に慣れ、少しずつ笑顔が出て来る。







そして休み時間にシャボン玉が飛び交い、皆が笑顔になって来た。授業と言いうより交流会。子供達が学生を取り囲み、ワイワイ始まった。こんな時間が嬉しい。