ライスマーケット
帰りは歩いて。メイン通りの一本北側を歩いていると、ライスマーケットに通じていた。ライスマーケットと言っても、米屋が並んでいるだけではある。しかしそのコメの種類が多いこと、そして我々にはとても区別できないが、かなりきめ細かく等級などが分かれていること、が面白い。
店先にはカップに盛られた米が並んでいる。お客はこのコメを眺め、触り、そして品定めを行うのだろう。米を入れた袋はジュートなのだろうか。私は自分が何も知らないことを少し恥じた。しかし我々が現在生きている世界では、既に何も知らなくても生きて行けるし、エコなどと言われても、あまり理解しようとしなくなっている。
コックスバザールの街は非常にシンプルで落ち着いていた。まだ車もそれほど走っておらず、空気がゆったりと流れている。カラフルな幌を付けたリキシャーが行く。そんな中に、真新しい建物も出て来た。何とベンツの代理店も兼ねている。この街にも嵐がそこまで来ている。