ビーマン航空オフィスはダラダラと
途中まで見学して学校を抜け出す。Sさんとラジョウと3人でビーマンバングラディシュ航空のオフィスへ向かう。オフィスは海外沿いにある。基本的に飛行機に乗るような人は、ビーチ観光に来て、高級ホテルに泊まる人だからだろう。
中に入ると殆どお客は居らず、職員もお休みモード。昔中国であった嫌なムードを感じる。お客と航空会社の立場が逆転している。お客が載せて頂くのである。先ずは全員の帰りのリコンファーム。既に多くの国で無くなっているリコンファームであるが、未だ何が起こるか分からないこの国では必須のようだ。十数人分ということで、長い時間を要する。PCはあるのだが、作業効率が恐ろしくノロい。
そしてそれが終わってようやく、私の要件。例の無くなったバッグの確認だ。既にバンコックの旅行社の人がタイエアーにコンタクト済みで、バッグは何と、パリへ行き、パリからタイエアーでドバイに運ばれ、チッタゴンへの便が無いタイエアーはアラビア航空という航空会社に委託して、ドバイ‐チッタゴンを飛ばしているという。一昨日にはチッタゴンへ到着との連絡であった。
しかし、このコックスバザールのオフィスではまるで難を避けるように誰も取り合おうとはしない。確かに空港はチッタゴンにあるが、同じ航空会社だろう、などと言ってみても始まらない。ラジョウがバングラ語で、Sさんと私は英語で何度も訴え、ようやく、職員がチッタゴン空港へ電話したが、誰も出ないということで、その電話番号を渡され、ジ・エンド。バッグの行方は要して知れず、帰国する際、空港での拾い上げる、一発勝負となった。