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2012.05.22

 旅行記(アジア)

バングラディシュ・スタディツアー(26) 村でマングローブを植える

(9)    五日目午後   クラクシ村へ

航空会社から戻ると、授業は終わっていた。学生達もホッとしたように和やかになっていた。子供達も更に打ち解けて来ていた。やはり1回限りの訪問ではダメ、毎日通って少しずつ成果が出て来るようだ。

昼はクラクシ村へ行くという。もう一つのボランティア、川にマングローブを植えるという活動だ。またオートリキシャーで行く。村の外れのお寺へ入る。外は結構暑いのだが、お寺の中は涼しい。




ここでもお昼が振舞われる。学生達は積極的に食事の用意を手伝っていた。食事は美味しかった。最近食べ過ぎだと感じる。この村には見事は水田が広がっていた。何とも懐かしい光景だ。その向こうに川があり、魚を取る小舟が浮かんでいる。何とも癒される風景だ。





そしてマングローブの植樹が始まる。午後の日差しは思いのほか強く、また川の中を歩くのはかなりの体力を要するようで、学生達は苦戦する。それでもラジョウに先導され、徐々に川に慣れ、植えていく。







この活動、去年も行われたようだが、実は植えたマングローブは殆ど育っていなかった。植えるのも大変だが、その後の管理はもっと大変なのだろう。日本のODAは導入はするが管理はしない、と言われ、実は評判良いとは言えない。この企画も管理を考えないとまさに根付かない。自己満足に終わる可能性が高い。地元の人々も、まるで何かの出し物を見物するように、河川敷に集まり、見ているだけ。因みに私も傍観者。




活動が終了し、お寺に戻り、足を洗う。地元の少女が一生懸命、水を汲んできて渡す。彼女達はこの活動をどう見ているのだろうか。聞いてみたが、言葉が通じない。お互い笑顔を送るだけ。先日訪れた村もそうだったが、郊外には自然が残り、素朴な人々が暮らしている。我々が本当にすべきことは何か、考えさせられる。