お知らせ

>>お知らせ一覧

Myカテゴリ
コラム (88)
ブログ(タイ) (74)
ブログ(香港) (43)
プロフィール (1)
寺子屋チャイナ(ビジネス) (9)
寺子屋チャイナ(学生) (6)
旅行記(アジア) (293)
旅行記(インド) (138)
旅行記(スリランカ) (39)
旅行記(トルコ) (41)
旅行記(ベトナム) (61)
旅行記(中国) (189)
旅行記(台湾) (43)
旅行記(日本) (48)
茶話会 (9)
読書感想文 (2)
講演会 (21)

2012.06.10

 旅行記(アジア)

バングラディシュ・スタディツアー(36) さよならコックスバザール

(12)   八日目    帰国へ

午前3時半、起床。飛行機出発は午前10時20分だが、この地では何があるか分からない。朝早く出て、兎に角チッタゴン空港に到着しておくことが大切。ましてや私はバックパック救出という別のタスクもある。




皆流石に眠たそうだが仕方がない。勿論外は真っ暗だ。だが、バスが来ていなかった。不安が過る。バスが来なければ何ともならない。ラジョウも焦って携帯で電話している。勉強している学校のあるチッタゴンに戻るため、同乗するという先生の妹もちょっと不安そうだ。その時バスが闇の向こうから音を立ててやって来た。とうとうコックスバザールに分かれる時が来た。そしてあっと言う間にバスは我々を乗せて走り出した。




それからは1週間前に来た道をひたすら逆走したはずだ。だが殆どの者は寝ていただろう。外を見ても暗くて何も見えないのだから。7時前にはチッタゴンの街に入り、先生の妹は降りて行った。そして何の障害もなく、空港に着いた。外はすっかり明るくなり、日も差して来ていた。





空港内に入るとチェックインは始まっていなかった。だがS氏は目を輝かせて「カウンターにバンコック行きの表示がある」と喜ぶ。飛ばない場合は表示されないらしく、定刻出発が見えてきた。これは奇跡的な出来事らしい。