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2012.06.27

 旅行記(アジア)

シェムリアップで考える (10) 横柄な中国人観光客

横柄な中国人観光客

そうこうしている内に昼になってしまう。シェムリアップのゆっくりとした空気が私の行動も制御しているようだ。このスローな状態が心と体を癒してくれる。普通の日本人は『こんな環境に長くいれば日本に復帰できない』と思うのだろうが、こちらは復帰する必要もなく、むしろ好ましく思う。




結局ランチの約束をしていたNさんを待たせてしまう。ゲストハウス内でランチを取る。とんかつ定食が3ドル。結構立派な物が出る。このゲストハウスに泊まって、食事をここでしても月5万円は掛からないだろう。シェムリアップは私にとってロングステイの候補地である。




Nさんから最新シェムリアップ情勢を聞く。観光客は韓国、日本が頭打ち、中国人が非常に躍進しているらしい。と話していると、中国人観光客が二人、フラッと店に入ってきた。何と全て北京語を使い、横柄な物言いである。言葉が通じないと分かるとメニューを指さし、何かを注文。そして出て来た食べ物に『塩辛い』といちゃもんをつける。

私には彼らの言っている意味が殆どわかったので、困っている店員の間に入ろうかと思ったが、Nさんから止められる。店員は落ち着いた対応で、英語を使いながら上手にあしらう。最後は中国人がぶつぶつ言いながら、お金を払って退散した。

中国人観光客は態度が横柄で、特に現地人を見下している。困ったものだと思いながら、ふと、『それは日本人観光客も似たようなものだった。今でも横柄な態度を示すオジサンなど、ごろごろいる』と思ってしまう。人のふり見てわがふり直せ、ではないか。