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2012.06.28

 旅行記(アジア)

シェムリアップで考える (11) 修行者の道を行くとその先には

4. 伝統の森      修行者の道

GHをチェックアウトして、いざ伝統の森へ。実は前回2月にIKTTを訪ねよ、と言われ、シェムリアップ市内の工房兼ショップを訪問。そこではクメールの伝統的な織物が再現されており、興味を惹かれた。しかもそのクメール織りはポルポト時代に廃れており、それを復活させたのが、何と日本人だと聞き、益々興味を覚えた。工房の行くとちょうどその日本人、森本さんがおり、お話を聞いた。そして『もっと知りたければ森にいらっしゃい』と言われ、2日後には伝統の森に行っていたのだ。







その時は日帰りで村を見学した程度だったが、あの印象は忘れることが出来なかった。もう一度行こう、出来ればあの村に泊まろう、連絡してみるとゲストハウスがあるとのことで2泊お願いすることになった。




その村は市内からアンコールワットの遺跡群の横を抜け北へ30㎞。途中まで遺跡の関係で道路が舗装されているが、半分は未舗装の悪路。しかも私はそこを車ではなく、サレンのトゥクトゥクで行くのだから、結構すごい。約2時間掛かるが、道のデコボコで尻は痛くなり、腰はよじれ、まるで修行の旅に出たような気分で行く。







そして到着した伝統の森、それだからこそこの村を一から開発した森本さんとカンボジアの人々の物凄い努力が実感できる。10年前は何もなかったこの場所をあるご縁で所有し、クメール織りの為の蚕、桑の木から工房、自宅まで全て自分達で作って来たという。そして今では200人が暮らす村となり、織物が見事に織られている。