2. ランプーン ランバンとランプーン
Oさん宅を辞し、バーンタオ氏の仕事用1トンピックアップに乗り、次の訪問先へ。チェンマイから50㎞ほど離れた場所で、花農園を経営されているSさんを訪問し、泊めてもらう予定となっていた。
道は高速で非常に快適。タイも道路は良いようだ。色々と話しながら進んで行ったが、1時間以上経っても高速を降りない。50㎞は過ぎたような気がするのだが。ようやく目印を見付けて、間道に入るが、既に日は落ち、あたりは暗く、なかなか見付からない。仕方なく、ガソリンスタンドにより、道を聞くと・・。バーンタオ氏の顔が引きつる。そして何度も同じ会話を繰り返す。
携帯で電話をしたバーンタオ氏は愕然とする。そしてその携帯を近くの人に渡し、現在位置を確認。ガソリンスタンドの人も親切に対応し、ちょうどガソリンを入れに来たバイクの後ろについて、道を行く。
又もとの高速道路に戻る。何が起こったのか。『ランバンとランプーンを間違えたんです。しかも目印の病院が両方の街にあって、それで迷いました』。え、ランバンはチェンマイから100㎞離れており、我々はまた50㎞チェンマイ方面に引き返す。しかし珍しいこともあるもんだ。
結局4時間ほど、掛かってランプーンの農場に到着。周囲は非常に静かで環境が良い。Sさんに案内され、農場内の宿泊施設に。2部屋あるコテージ風の建物。部屋の前のテーブルには夕飯も用意されており、バーンタオ氏とビールを飲みながら疲れを癒す。イヤー、これは快適。ぐっすり寝る。