バスの乗り換え
チェンライが近くなると、ぽつぽつと降りる人が出て来た。バスターミナルに入ったので私も降りようとすると、まだと言われる。ここは郊外のターミナルでもう一つ市内のターミナルがあるらしい。15分ほどで市内に近いターミナルへ到着。時間は到着予定時刻通り。これは凄い。
車掌さんに「メーサローン」と告げると、直ぐに誰かを探してくる。きっぷを買うのかと思えば、そのニーちゃんに連れられて、そのまま小型バスへ。私の荷物はあっと言う間に屋根に上がり、既にほぼ満員の車内に放り込まれる。恐らく全員タイ人。若者が多い。どこへ行くのだろうか。
このバスは先ほどと異なり、スピードを出す。車掌の姐さんに25b徴収される。彼女は客である現地の男性(恐らく彼氏)といちゃいちゃしており、如何にもタイらしい。そして30分で私は降ろされる。姐さんが「メーサローン」と辺りに声を掛けるとオジサンが出て来て、私の荷物を引いてソンテウへ。ここがメイチャンらしい。外国人でも、言葉が出来なくても行先さえ告げられればスムーズに乗り換えられる。
ソンテウには既にかなりの人が乗っている。民族衣装を着ているお婆さん、ジーンズの可愛らしい女の子たち、そして一目で西洋人と分かる男性が子犬を抱いていた。皆街で大量に買い物をしたらしく、車内は野菜やプラステック製品で足の置き場がない。満員で出発。またかなり速度が遅くなる。30分以上走り、ようやく山登りへ。