メーサローンへ
ここは5年半前に通った道。しかし車で登るのとソンテウでは雰囲気がまるで違う。やはりここの山登りはソンテウが良い。隣のおばさんは途中で腰でも痛くなったのか、立ち上がり、何と後部の空いている所から身を乗り出し、手すりにつかまって運動している。風が爽やかでよいが、私にはとても出来ない。
1時間以上走った所で、休憩に。休憩があるとは知らなかった。ここには数台のソンテウが停まっており、行先ごとに分かれるらしい。我々のソンテウは他の車両の到着を待っている。ドイツ人に話し掛けてみた。トイレはあるが、その辺で一緒に用を足しながら。
彼は1年前からメーサローンが気に入り、住んでいる。現状ビザはなく、14日に1回、メーサイヘ出向く。メーサイの向こうはミャンマーのタチレイであり、出国入国を行っている。現在の家は1か月3,000b。仕事はしていない。レストランを開きたいが今の住まいは場所がよくないらしい。メーサローンには他にも外国人が住んでいるようだが、よくしらないとのこと。
結局30分ほど待たされ、ようやくほかのソンテウが到着して出発。何と乗車したのはドイツ人とそのパートナー、そして私の3人だけ。後の人はバイクでどこかへ行ったか、他のソンテウに乗り込んだようだ。道に桜がちらほら。ここはタイの桜の名所。とは言っても日本のように道の両脇に咲いているような所はなく、本当にヤマザクラがちらほら。
そしてドイツ人も降りて行き、私一人が残される。それでも行き先が決まっているので、安心。メーサローンビラ、ようやく到着した時にはチェンマイを出発してから6時間が経過していた。メイチャンから乗ったソンテウは100b。高いのか安いのか。