2. メーサローン (1)5年半ぶりの再会
5年半ぶりにメーサローンビラに入る。雰囲気はそれほど変わっていないが、ホテルの下にある茶工場の前で数人の少数民族が民族衣装で民芸品を売っていた。従業員が出て来て私の荷物を2階へ運ぶ。頭の上に荷物を乗せるのはミャンマースタイル。
2階の食堂は前回と違い、大勢の人々が食事をしていた。受付には懐かしいミンさんが座っていた。彼女は私を見て一瞬戸惑い、「予約した人?」と聞く。私が首を振り、5年半前に来たと告げると、輝くような笑顔で迎えた。何となく覚えてくれていたようだ。
部屋は安くて良いと告げると1泊、600bに。前回は上の方の良い部屋であったが、上り下りが大変。安い上に便利でよかった。「最近どう?」と聞くと「何も変わってないよ」と言う。確かに全体的な雰囲気が同じだが、インターネットはWifiだし、結構進歩している。腹が減ったのでチャーハンを頼み、搔き込む。チキンが上に載っておりウマい。
前回は7月の雨季でお客が少なかったが、今は観光シーズン。年末休みでもあり、お客が多い。西洋人もいるが、タイ人観光客が相当に増えている。「彼らは最近お茶の効能に気が付き始めた」と言う。血圧を下げる、血糖値を抑えるためにも、お茶が良い。観光でホテルに泊まる、食事をしたついでに買っていくらしい。内需拡大。
部屋は簡素なツインだが、中国製の湯沸かし器を導入。瞬時にお湯が沸く。ここメーサローンは特に夜が冷えるため、ホットシャワーは必須。ここも改善されていた。