12月29日(木)
(9)懲りずに散歩し、茶摘みを見る
夜は12-3度しかないのだろう。タイとしては涼しいというより寒いぐらいで良く眠れる。翌朝の目覚めもよい。標高1300mの高原というものは人を散歩に誘う。昨日山道に迷い懲りたにもかかわらず、又歩き出す。
ビラの裏を歩いて行くと、茶畑があった。こんな近くにあるとは今まで気が付かなかった。坂を下って行くと歌が聞こえてきた。誰がこんな所で歌など・・。それは何と茶摘み歌だった。
比較的緩やかな斜面にある茶畑で3人の茶摘み娘?が茶葉を摘んでいた。歌が終わるとけたたましい話声で世間話をしている(と思う)。明らかに少数民族だが、思い切って声を掛けてみた。残念ながら中国語は誰も話せなかったが、時々中国語を話す人間も来るようで、中国語は出来ない、とだけ中国語で言い、けたたましく笑う。
茶摘みは辛い仕事、その辛さを少しでも和らげるために、歌を歌ったり、大声で話したり笑ったり。ここの労賃もどんどん上がっていると聞く。厳しい仕事をやりたい人間は少なくなってきている。手摘みで茶葉を摘むことも無くなって行くのだろうか。