9月5日より年内までタイのバンコックに住むことになりました。いや、「バンコックを拠点に活動することになりました」が正しいですね。恐らく1か月の半分以上はバンコックに居ない予定ですので。それでもバンコックでは色々と活動したいと思っており、その様子などをこれからブログで書いていきたいと思います。
9月5日 京王線は全線不通です
バンコックに行く朝、12時発のタイエアーに乗るため成田へ向かう。大きなスーツケース、小さなキャリングケース、そして大きなリュックサック。この荷物を持ってラッシュに電車に乗るのは顰蹙かと思い、早起きする。ところが、「京王線は始発から全線不通です」、え、慌てて荷物を持って家を飛び出す。駅にはちょうど電車が来ており、復旧かと思ったが、「30分に一本。大変混んでおり、その荷物を持って乗るのは困難」と言われ、振替輸送の切符を渡される。
小田急線千歳船橋行きのバス停へ。ちょうどバスがいたが、乗り口まで満員。何とか乗ろうとするが、荷物を見た瞬間運転手は「次に乗って」という。何とか乗りたいと訴えたが「乗れるものならどうぞ」とつれない。仕方なく次を待ち、座って行く。確かにバスは大混雑。途中のバス停では前から乗れず、後方からぎゅうぎゅう乗る。ようやく千歳船橋を着くと、こちらもホームは満員。振り替え輸送の関係で電車は遅れ、来た電車は混んでいる。またもや多い荷物が障害となりながらも果敢に乗り込む。大ヒンシュクだが、誰も文句は言わない。皆ひたすら耐える。新宿駅に着いた時はもうフラフラ。ちょうど来たリムジンバスに乗り込み、休息。
バスは空いていた。近くの若い女性はそれをよいことに、スカートを穿いているのに、足を前に高く揚げたり、ゴロゴロ寝転んだり、まるで自宅にいるような大胆なポーズ。最初何処のアジア系かと思っていたが、携帯を取り出して話している言葉はまぎれもなく日本語。公共の場で「恥ずかしい」という概念が無くなり久しいが、それにしても恥ずかしい。
成田空港近くでは開港以来行われている検問がある。バスに乗り込み、一人ずつパスポートを確認。電車の場合もそうだが、あのチェックで何か分かるのだろうか。開港当初は過激派が来たかもしれないが。いや、今はテロリストか。いや、やはり雇用対策か。
結局早めに出たこともあり、成田空港には2時間15分前に到着。実はタイエアーのバンコック行きは午前11時と12時の2本ある。今なら11時の便にも乗れると思い、カウンターで訪ねると「事前に予約センターで変更しないと乗れない」という。でも席が空いていれば乗れるのではないか、再度聞くと「機内食の関係もあり、事前に言って頂かないと」と。今の飛行機は機内食の予備を1食ぐらい積んでいないのか。その答えにちょっと驚く。よほど「機内食は要らないから乗せろ」と言いたかったが、5時間以上のフライトなのでそのままとする。
今日の成田は夏休みが終わったというのに、非常に乗客が多く、混雑していた。荷物検査も厳しくなっており、相当時間が掛かる。出国審査はその分、あまり並んでいなかったが、前の親子が通り抜け自分の番が来たと思った瞬間、母親が何かを言い出し、ストップ。他の列はどんどん流れるのに、私だけがカウンター横に停め置かる。どうやら子供は今回日本パスポートを取得したようで、その手続きが終わっていなかったらしい。明らかに係官にチェックミス。数分して隣のカウンターの係官が漸く私を呼び、通してくれる。これは運が悪いのか、それとも係官に柔軟性が無いのか。他国ならどうしていただろう。日本の悪い所がどうしても目に付く、半外国人目線。