9月8日 ランプーン2日目
今回のランプーン花農園宿泊はバーンタオバス企画。バンコックから特色あるオプショナルツアーを考えたい私にバーンタオ氏が協力してくれ、実現。従来型にツアーではなく、基本的には現地に行き、何の予定事前計画なしで過ごすもの。花農園のSさんも全く同じ考えだった。
朝から雨。雨なら宿泊場所のコテージで大人しく、日記を書く。そしてバーンタオ氏と語り合う。こんな時間も重要だ。それから東屋へ移動しての朝食。この東屋がまた良い。自然の中に作られ、心地よい広さ、風が通り、リラックスできる。食事はカオトーン、お粥だ。これがまた大の好物で朝から3杯も頂く。
そして雨が止むと農園内を散策し、雨が降ると同行しているAさんも交えて、タイ談義。私にとっては実に新鮮で、生のタイ情報、特にタイ人気質や行動パターンを学んだ。彼らは奥さんの愚痴を言っていただけかもしれないが、大いに参考になる。
そうこうしている内に昼ごはんに。何だか食べてばかりいる。鶏肉ご飯、我々の世界でいう海南チキンライスだ。この食べ物、元はどこから来たのだろうか。海南島には確かなかったな。
午後はハーブ園へ。Sさんの奥さんのお姉さんが、経営しているが、生憎お姉さんは不在。ハーブで作ったワインを頂く。健康に良い、癌に効くなど効用が述べられる。味は黒酢に近い。慣れないとちょっと飲みにくいが、体には良さそうな印象あり。隣の水工場も見学。ここの責任者は事故で片手を失っていたが、そんなことは微塵も感じさせない明るさときびきびした動作があり、感心した。そして何よりも、自分の仕事に一生懸命で誇りを持っていた。何だか久しぶりに、自分の仕事のことを考えた。
花農園に戻って雑談していると奥さんのお姉さんがやって来て、ハーブの効能などを説明してくれる。そして私の舌と手を見て、「元気そうだ」という。色々と体にガタがきているが、そう言われると何となくそうかと思う。
夜はSさん、奥さん、奥さんのお姉さんや農園従業員も一部参加して、宴会となる。お姉さんは3年物、5年物のハーブワインを持ってきて、しきりに勧める。実はワインだからアルコール分が2%あった。私は最近全くアルコールを取っていないので、2%でも相当堪える。その内、皆陽気になり、大声で笑い、歌う。お姉さんの息子がやって来て楽器を弾き、歌う。何だかとても良い雰囲気なのだが、体が言うことを聞かずに、早々に退散して寝る。