9月9日 ランプーン3日目
今朝も雨が降っていたが、朝食後、止む。すかさずSさんアテンドの花農園散策へ出る。先ずは母屋周辺から。こちらにはSさんが様々な草花を植えて、商業用になるのか、実験をしているコーナーがある。随分と色々な地域から植物を集めて、トライしている。既に71歳のSさん、その探求心は衰えない。
芋に似た葉を持つ植物。何となく惹かれる。独特な開き方をする花びら。かなり鮮やかな南国の植物たち。バニラが木に絡まっている。畑には出荷を待つ花たちが、山々を背景にした広々とした場所で、開いている。色鮮やか。タイでは葬式の時でもピンクも派手な色もOKだとか。
旅人の木と呼ばれる大きく羽を広げたような木がある。リゾートホテルの入り口などにあるあれだ。そうか、あの木は強い風でも倒れない柔軟性から名付けられた縁起の良い木だったかの。ミッキーマウスツリーという花が咲き、実が顔を出すとミッキーのように見える植物もあった。
母屋横ではちょうど花の注文があり、出荷準備が進んでいた。花は鮮度が大切。その作業は思ったより素早い。そしてあっと言う間に車に乗せられ、出て行った。日曜日でも葬式でもあるのだろうか。
昼ごはんに、名物のカオソイを食べに行こうと車で出掛けたが、休みだった。何と前回と同じパターン。日曜日まで働く必要はないという意味か。とても残念。そして前回と全く同じ麺屋へ行く。日曜日に営業している店は非常に少ない。
お寺も見学する。アンポエパサンというランプーンの街を見下ろす古刹だ。下には龍の階段があり、本来は歩いて登るのだが、我々は車で上へ。10年ほど前に改装された本堂は実に立派。上から見るランプーンの景色も素晴らしい。若い坊さんが屋根のペンキを塗っていたのはご愛嬌か。下にはブッダの足跡や袈裟を洗った井戸などの伝説がある。また同時に人の一生をリアルに描いた人形が並べられ、人は死んだら骨になる、ということまで示していて興味深い。
午後はバーンタオ氏の炭焼き窯見学に付き合う。ピックアップトラックの荷台に初めて乗る。意外とバランスがとり難く、疲れる。2-3の窯を見たが、この辺でも環境問題が起きており、炭焼きも配慮が必要だそうだ。
夜は奥さんのお姉さんの家で屋外パーティ。これはなかなか面白い。ハーブの葉のかき揚げ、洋風のスープ、バナナの葉の中に卵を入れて炙る食べ物など、非常にユニーク。そして家族や近所の人が総出で、揚げ物、焼き物、スープ作りを等を行っている様子が素晴らしい。子供もこうやって育つのか。いいな。