9月12日 チェンライ3日目
今朝も快晴。朝、一昨日行った華人系の店へ行く。店頭で中国人観光客が数人、大騒ぎしながら、おかずを選んでいた。麺だけでは足りずに、野菜の煮物などを注文している。だが、どうみても華人の店のお婆さんは、顔色一つ変えずに英語で通していた。本当に中国語が分からないのだろうか、それとも話したくないのか。それにしてもこのお婆さん、非常に上品な立ち居振る舞いで、私が英語で話すと軽く頭を下げる仕草が見えたりして、雰囲気は良い。やはり話したくないのかもしれない。
11時ごろ空港へ向かう。チェンライの空港へ行くにはタクシーしかないと言われる。本当か?ホテルでタクシーを呼んでもらうと20分掛かるという。それなら道まで出て自分で拾おうかとすると、ホテル側が今来るから少し待て、という。しかし案の定、それから20分近くやって来ない。どうなっているのかと聞いている所へタクシーが滑り込む。人のよさそうな運転手だが、いきなり140バーツを請求する。この辺では空港へ行くのにメーターは使わない。ホテルのフロントで100バーツが相場と聞いていたので、その旨を告げるとあっさり引き下がる。取り敢えず言った者勝ち、ということか。困ったものだ。空港まで30分ぐらい掛かったので、100バーツは妥当な線。それにしても、チェンライはちょっと走ると郊外へ出てしまい、田園風景が広がる。まだまだ開発の余地がありそうなのだが、マンションブームもこれからのようだ。ロングステイの皆さんも戸建てに住んでいるケースが多いと聞く。
空港は昨年末にも来たことがあり、その際2階の食堂でネットが使えたので、行って見ると何と繋がらなくなっていた。これは一時的な故障なのか、いや皆が使えないと言っているから、サービスが後退したのか。このご時世に何故だろうか。代わりにネットの出来る所を聞くとようやくコーヒーショップがあることが分かる。
このお店、チェンライ付近の少数民族支援のNPOが経営しているらしい。店には少数民族の子供たちの写真などが飾られ、コーヒーが役立っていることを告げている。ここのコーヒーは美味しく、またパンなどの食べ物もイケる。ネットも繋がるし、なかなか良い。
バンコックへ戻り、夜は宿泊先の近所、テスコロータスの裏の中華料理屋へ単身乗り込む。日月楼飯店、オーナーは遼寧省出身、話してくれたウエートレスはチェンマイ出身の華人。水餃子は完全に中国の味。最近のバンコック、こんな店が増えている。因みに値段はそうは高くない。